ミュージカル『天使にラブ・ソングを 〜シスター・アクト〜』が2023年11月に東急シアターオーブにて上演されることが1日、明らかになった。

ミュージカル『天使にラブ・ソングを 〜シスター・アクト〜』

ミュージカル『天使にラブ・ソングを 〜シスター・アクト〜』

同作は大ヒット映画『天使にラブ・ソングを...』のミュージカル化作。破天荒なクラブ歌手デロリスは、殺人事件を目撃したことでギャングのボスに命を狙われ、警察の指示でカトリック修道院に匿って貰う。規律厳しい修道女たちからは天真爛漫なデロリスは煙たがられてしまうが、聖歌隊の特訓に励むうちに、互いに信頼関係が芽生えていく。

2022年〜2023年の公演では新型コロナウイルスの影響により東京公演13回が中止となったが、全国ツアー公演も各地で大歓迎され、1月22日に長野公演で大千穐楽を迎えた。多くの要望があったことからこの度スピード再演を決定。5度目の上演となる。

映画でウーピーが演じた歌手・デロリス役には、初演で帝劇初主演を果たし、圧倒的な歌唱力とコメディセンスで客席を爆笑の渦に巻き込む森公美子と、元宝塚男役トップスターで恵まれた身体能力と太陽のような明るい笑顔で魅力を放つ朝夏まなと、というユニークすぎる奇跡のWキャストが続投した。

デロリスの幼馴染で警察官のエディ役には、舞台映えするルックスとパワフルな歌声で魅せる石井一孝に加えて、Wキャストとして端正なルックスと抜群のコメディセンスを併せ持つ廣瀬友祐が新加入。冷酷なギャングのボスでデロリスの元恋人・カーティス役には初演から同役を演じ続ける大澄賢也が扮し、その子分三人組には、TJ役の泉見洋平、ジョーイ役のKENTARO、そしてパブロ役には2019年公演で同役を務めた林翔太が戻って来る。

教会を取り巻くメンバーは、続投のメアリー・ラザールス役の春風ひとみに加え、メアリー・ロバート役で梅田彩佳が初参加。2016年公演で修道女の一人を演じた柳本奈都子が今回はメアリー・パトリック役、クラブシンガーのミッシェルとティナには河合篤子と福田えり、修道女たちをやさしく見守るオハラ神父役は太川陽介が引き続き演じる。厳格な修道院長役は初演から演じている鳳蘭が扮する。

『リトル・マーメイド』『アラジン』『美女と野獣』『ニュージーズ』などのミュージカル・ナンバーは、ディズニー映画の名曲の数々を手掛けたアラン・メンケンによるもの。演出は、『ウェディング・シンガー』『ラ・カージュ・オ・フォール』『ダンスオブヴァンパイア』『ヘアスプレー』など、盛り上がれるミュージカルをこれまでいくつも手掛けてきた山田和也が担当する。

公演は東急シアターオーブにて11月5日〜29日。ほか全国公演を予定している。