ベルタは4月28日、「変わりめ期女性の現状に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2022年12月12日~13日、40~69歳の女性1,031名を対象にインターネットで行われた。

  • カラダとココロの不調

    カラダとココロの不調

40~69歳の女性に“カラダとココロの不調”について尋ねたところ、「カラダの機能低下が気になる」という女性は73.5%、「心身の不調がある」と答えた女性は90.1%にのぼり、変わりめ期の女性は、カラダの不調を感じるだけでなくココロの部分の不調感を併せ持つことが明らかに。

カラダの不調を感じる症状としては、「肩こりや腰痛」(52.8%)が最も多く、次いで「疲れやすい」(46.8%)、「寝つきや睡眠の質の悪さ」(36.0%)と続き、ココロの不調では「ストレスが溜まる」(34.6%)、「やる気が出ない」(34.5%)が上位に。特に50代前半では、「ストレスが溜まる」「不安感がある」「ゆううつになる」「孤独感を感じる」などが高くなるなど、全体的に“更年期症状”と言われる内容も多いよう。しかしながら、「更年期症状がある」(24.6%)と答えた人は約4人に1人に留まり、自身の不調が女性ホルモンのバランスによるものだとの“自覚がない”、あるいは更年期症状と“認めたくない”という意識が垣間みられる結果となった。

  • ココロのキャパシティ

    ココロのキャパシティ

次に、ココロのキャパシティをはかるため、自分のココロをコップ、ストレスを水に例えた場合、いま何%まで水が入っているかを教えてもらったところ、40代、50代では約65%の人が「コップの半分以上」にストレスが溜まっていることが明らかに。

中でも、50代前半は、ストレスの水が既に「コップの70%以上に達している」キャパオーバー予備軍が31.5%と他年代に比べて多く、さらに、14.3%の人がすでに「あふれ出ている状態」にあることがわかった。

  • 更年期の捉え方とニーズ

    更年期の捉え方とニーズ

続いて、更年期の症状に対する捉え方とニーズについて聞いたところ、「なるべく薬には頼らず、自然なもので対処したい」(68.1%)、「自身の症状は病院に行くほどではないと思っている」(65.8%)と考えている人が多かったほか、半数以上の人が「具体的に何をしたら良いか分からない」(53.2%)とのこと。

そこで、「通院、漢方や医薬品を摂取するなどで不調に対し対処しているか?」と聞くと、77.8%が「していない」と回答。対処「している」人は22.2%にとどまり、具体的には、「通院」(15.5%)、「漢方や医薬品を摂取」(10.4%)、「サプリメントを摂取」(15.2%)などで、具体的な不調に対する対処というよりも、健康に気を遣うにとどまる結果となった。