櫻坂46の5枚目のシングル「桜月」で初のセンターに選出された守屋麗奈。ふわっとした柔らかい雰囲気を放つ守屋は、ぶりっ子キャラとしても愛されてきたが、キレのあるパフォーマンスには以前から定評があった。新センターとして注目を集める守屋は今後、どんな高みを目指していくのか? 今の心境とともに思い描く未来像について語ってもらった。
■「グループにいるからこそ、今の私がいる」
3月4日に開催された「第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER」(TGC)では颯爽とランウェイを歩き、声出しOKとなった満席の会場から熱い声援を浴びた守屋。「すごく緊張しましたが、皆さんの歓声やすごい熱量を感じたので、楽しく歩かせていただきました。やはり名前を呼んでもらったりすると、とてもワクワクしますね!」とうれしそうに頬を紅潮させた。
近年の目覚ましい成長から、次期センターだと期待されていた守屋だが、初のセンターに抜擢された時は「本当に予想もしていなかったので、ただただびっくりしました。頭がずっと真っ白な状態で、ぜんぜん整理がつかなかったです」と興奮しながら言う。
喜びと驚きとどっちが勝っていたか? と尋ねると、少し考えたあとで「不安しかなかったです」と告白。また、センターというポジションに立ってみると、改めてメンバーへの感謝の気持ちがこみ上げてきたという。
「本当に私はメンバーに支えられているなと、日々実感しています。グループにいるからこそ、今の私がいるというか。これまでにも、1人だったら絶対にできてないこともあったし、ここまで頑張れなかったとも思っています。そのことは、センターに立たせてもらって、今まで以上に感じています」
センターの重責は言うまでもないが、プレッシャーに強いほうか? と聞くと「どうなんでしょう?」と頭をひねったあとで「そういえば『本番に強いね』と言ってもらったことはあります。また、そうであればいいなとも思います」と笑顔を見せる。
では、センターとしての心得についても聞くと「やっぱり挨拶とか、基本的なことをちゃんとできたらなと。今はグループを代表して出させていただくことが増えたので、今まで以上にちゃんとしていこうと心がけています」と襟を正したという。
■「海外でもいつかライブがしてみたい」
また、グループの先輩の背中もしっかり見てきたようで「以前キャプテンだった菅井友香さんは、本当にいろいろなことを率先してやってこられていたので、すごく見習うことが多かったです。私もそういうことをちゃんとできる人になりたいと思います」と語る。
『ラヴィット!』をはじめ、バラエティ番組ではしっかりと存在感を発揮してきた守屋。メディアなどに出演している時は、常に明るい笑顔を見せている印象を受ける守屋だが、メンタルが沈む時などはあるのだろうか?
「そんなに思い悩んだりはしない方かなと思います。私は基本、寝たら忘れちゃうタイプです。もちろん忘れちゃいけないようなこともありますが、できるだけポジティブに考えるようにしています。また、いっぱい食べていっぱい寝る! という感じです」と言うから実に頼もしい。
アイドルを目指したのは小学生の頃だったそうで「テレビとかを観ていて、かわいい!と思っていました。アイドルに対してすごく憧れがありました」と言うが、今はその夢を叶えられたわけだ。そんな守屋が目指すのは「老若男女に愛されるアイドル」だと言う。
今後の目標については「グループとしても、個人としてもなんですが、日本だけではなく、海外でもいつかライブがしてみたいという目標があります。海外のファンの方もいらっしゃるので、より一層そう思います。そしてその夢が叶えられるように頑張っていきたいです」と目を輝かせる。
さらに「まずは目の前のことからやっていきたいですが、本当にどんなことにも挑戦と思っています」と述べ、女優業についての興味も尋ねると「果たして自分にできるのかな? とも思いますが、いつかは挑戦してみたいと思います」とにっこり。一見、おっとりしているように見えるが、どんなことにも物怖じせず、常に前向きな守屋のさらなる活躍に期待が高まる。
2000年1月2日生まれ、東京都出身。アイドルグループ・櫻坂46のメンバー。2018年の「坂道合同新規メンバー募集オーディション」に合格し、2020年に欅坂46(現・櫻坂46)に加入。2022年5月に開催された「Rakuten GirlsAward 2022SPRING / SUMMER」で田村保乃と共にランウェイデビュー。同年8月に1st写真集『笑顔のグー、チョキ、パー』を発売した。2023年2月15日発売の櫻坂46の5thシングル「桜月」で自身初となる表題曲のセンターを務めた。