結成16年以上の漫才賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』のファイナリスト8組が、スピードワゴン、三四郎、超新塾、ギャロップ、テンダラー、マシンガンズ、囲碁将棋、金属バットに決定した。フジテレビ系で5月20日(19:00~)に生放送される「グランプリファイナル」で、初代王者の座と優勝賞金1000万円を目指す。

  • (上段左から)スピードワゴン、三四郎、超新塾、ギャロップ (下段左から)テンダラー、マシンガンズ、囲碁将棋、金属バット=フジテレビ提供

29日・30日の2日間にわたり、ファイナリスト8組を決める「ノックアウトステージ16→8」を開催。これまで「選考会」「開幕戦ノックアウトステージ32→16」と激戦を勝ち抜いてきた16組の漫才師たちが2組ずつ登場し、1対1の“タイマン”形式でネタバトルを繰り広げた。

「ノックアウトステージ16→8」では、会場に集まった一般審査員100人による採点方式の審査が行われた(1人につき持ち点3点/300点満点)。大会規定では、ネタ披露の時間は6分と定められているが、6分30秒を超えた場合は総合得点から10点減点、それ以降は15秒を超えるごとに10点減点、今回からというルールが追加された。対戦結果は以下の通り。

<Aブロック>
先攻:2丁拳銃 ●273点(1点:2人、2点:23人、3点:75人)
後攻:スピードワゴン ○283点(1点:1人、2点:15人、3点:84人)

<Bブロック>
先攻:流れ星☆ ●276点(1点:1人、2点:22人、3点:77人)
後攻:三四郎 ○290点(1点:1人、2点:8人、3点:91人)

<Cブロック>
先攻:COWCOW ●274点(1点:1人、2点:24人、3点:75人)
後攻:超新塾 ○275点(1点:2人、2点:21人、3点:77人)

<Dブロック>
先攻:ラフ次元 ●284点(1点:0人、2点:16人、3点:84人)
後攻:ギャロップ ○285点(1点:0人、2点:15人、3点:85人)

<Eブロック>
先攻:三日月マンハッタン ●271点(1点:1人、2点:27人、3点:72人)
後攻:テンダラー ○278点(1点:2人、2点:18人、3点:80人)

<Fブロック>
先攻:マシンガンズ ○289点(1点:2人、2点:7人、3点:91人)
後攻:ランジャタイ ●258点(1点:8人、2点:26人、3点:66人)

<Gブロック>
先攻:かもめんたる ●234点(1点:6人、2点:34人、3点:60人 ※制限時間を50秒オーバーしたため、20点減点)
後攻:囲碁将棋 ○284点(1点:1人、2点:14人、3点:85人)

<Hブロック>
先攻:タイムマシーン3号 ●269点(1点:2人、2点:27人、3点:71人)
後攻:金属バット ○275点(1点:0人、2点:25人、3点:75人)

「グランプリファイナル」では、これまでのトーナメント表を一旦白紙に戻し、改めてトーナメントを組み直す。5月9日に行われる「グランプリファイナル」トーナメント組み合わせ抽選会で、新たな対戦カードが決定する。

ファイナリスト8組のコメントは、以下の通り。

■スピードワゴン(井戸田潤、小沢一敬)
――「グランプリファイナル」へ向けて、意気込みをお聞かせください。
「実は最近、体調があんまりよくなくて。“俺、大丈夫かな?”と思って日々生活してるんですけど、決勝に出られることになったんで、とりあえず5月20日までは、生きる理由ができました」(小沢)
「それはよかった(笑)。まぁ、誰と対戦するかはわからないんですけれども、どのネタをやるか、なんとなく方向性は決まってるので、今の段階では、そのネタをしっかりやろうということだけですね」(井戸田)

■三四郎(小宮浩信、相田周二)
――「グランプリファイナル」へ向けて、意気込みをお聞かせください。
「ここまで来たからには優勝するしかないですよね。今から新車を買っておこうと思います!(笑)」(相田)
「スーパーマラドーナさんがYouTubeで『THE SECOND』の勝敗予想をしていて、“流れ星☆が勝つ”って言ってたんですよ。だから5月20日は、スーパーマラドーナさんにもぜひ見てほしいです。待ってろよ、武智!(笑)」(小宮)

■超新塾(イーグル溝神、タイガー福田、サンキュー安富、ブー藤原、アイクぬわら)
――「グランプリファイナル」へ向けて、意気込みをお聞かせください。
「とにかく…頑張る!そして…よろしくお願いします!」(藤原)
「決勝では、モヒカンを染め直して、きれいな真緑にして挑みたいと思います。以上です!」(安富)
「5月20日は不倫相手と約束してたんですけど、それはキャンセルしたいと思います…いや、ウソです、頑張ります!」(福田)
「みんな緊張しまくっとるやないか(笑)。とにかく、ジャルジャル、COWCOWさんと、ものすごい強敵を倒すことができたので、この勢いのまま突っ走りたいと思います!」(溝神)
「僕からは一言だけ…日本に来てよかった!!」(ぬわら)

■ギャロップ(林健、毛利大亮)
――「グランプリファイナル」へ向けて、意気込みをお聞かせください。
「テレビで漫才をやる機会が少なくなっている中、うまいこと行けば全国ネットで3本もネタを披露できるというビッグチャンスに、すごくワクワクしています。親孝行できるよう頑張ります!」(毛利)
「正直、一番戦いたくなかったのがラフ次元やったんで、決勝は、今日よりはやりやすいのかなと。自分たちがどれだけ楽しめるかが勝負やと思うので、あまり気負わずに行きたいですね」(林)

■テンダラー(白川悟実、浜本広晃)
――「グランプリファイナル」へ向けて、意気込みをお聞かせください。
「選考会から今日までは、ずっと“落ちたら終わり”っていう緊張感の中でやってたんですけど、決勝戦は、とにかくもう頑張るしかないんで、今は楽しみな気持ちの方が強いですね。ワクワクしています!」(浜本)
「ほんまに、ようやく楽しめるな、という感じですね。劇場でネタをやっているような、いつも通りの雰囲気で漫才ができたらいいなと思います」(白川)

■マシンガンズ(滝沢秀一、西堀亮)
――「グランプリファイナル」へ向けて、意気込みをお聞かせください。
「正直、僕らにとっての『THE SECOND』は、今日で終わりだと思ってたんですけど…ちょっと欲が出てきちゃいましたね(笑)。優勝、狙っちゃいますか!」(西堀)
「相方がこういうテンションなんで、僕は逆に、気楽に臨みたいなと思います。とにかく、目の前のお客さんを笑わせるために、全力を尽くすのみですね」(滝沢)
「ちょっとそれ、ズルくない?」(西堀)
「今、めっちゃカッコよかったでしょ?(笑)」(滝沢)

■囲碁将棋(文田大介、根建太一)
――「グランプリファイナル」へ向けて、意気込みをお聞かせください。
「“グランプリファイナル”では、うまく行けば、3回漫才をやらせてもらえるということで、ものすごいチャンスをいただけたなと思っています。ここまで来たらもう、優勝めざして頑張ります!」(根建)
「僕らは、もうすぐ結成20年目になるんですけど、『THE SECOND』決勝進出というのは、今までで一番大きなチャンスなんじゃないかと。このビッグチャンス、何としてでも、ものにしたいと思います!」(文田)

■金属バット(小林圭輔、友保隼平)
――「グランプリファイナル」へ向けての意気込みをお聞かせください。
「そうですね…意気込みより何より、今はただ、タバコが吸いたいです」(友保)
「僕は今すぐ酒が飲みたいです」(小林)

――「グランプリファイナル」で対戦したい相手は?
「いや、誰でもいいから、タバコ吸わせてください」(友保)
「(笑)。そうですね、僕もとにかく酒が飲みたいです」(小林)

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