メディア『終活瓦版』を展開する林商会は、老後に対する意識についての調査結果を4月26日に発表した。調査は4月11日~12日の期間、20~60代以上の男女200名を対象に行われた。
何歳からが自身の老後だと思うかと尋ねたところ、43%が「65歳~69歳」と最も多く、次いで「60歳~64歳」(29%)、「70歳~74歳」(18%)と続いた。
その理由として「65歳~69歳」と回答した人からは、「会社の定年が65歳であるのと、年金がもらえる年齢だから」「仕事を退職してからの第二の人生、つまりは老後、という認識」といったコメントが寄せられた。
また「60歳~64歳」は、「なんとなくであるが、還暦を迎えたら老人といった漠然としたイメージがある」、「70歳~74歳」は「現代の60代の方を見ていると、若々しいため」といった回答があがった。
何歳くらいまで働きたいかを尋ねると、最多は「働ける限りずっと」(34%)だった。理由には「年金だけでは生活が厳しいため」「社会とのつながりをできるだけ長く持っておきたいから」といった意見が寄せられた。以下2位は「65歳くらい」(21%)、3位は「60歳くらい」(16%)と続いた。
また、老後の生活が楽しみかという質問に対し、最も多かったのは「あまり楽しみではない」(42%)との回答。次いで「どちらかといえば楽しみ」(27%)、「楽しみではない」(19%)、「楽しみ」(12%)という順に。
老後の生活で楽しみなことを尋ねると、「旅行」が107票を集め1位に。2位は59票で「ひとりの時間」、3位は51票で「家族との時間」という結果に。
老後の生活に不安を感じるかという質問では、51%が「不安を感じる」、39%が「どちらかといえば不安を感じる」と回答し、全体の9割の人が何らかの不安を感じている結果となった。
老後の生活で不安なことは何かと尋ねると、最も多かったのが「生活費」(149票)で、次いで「病気・ケガなどの健康面」(131票)、「自身の介護」(81票)が続いた。