フジテレビ系バラエティ番組『まつもtoなかい』(毎週日曜21:00~)の初回収録がこのほど、ゲストの香取慎吾を迎えて行われ、MCの松本人志と中居正広が感想を語った。

  • (左から)松本人志、中居正広、香取慎吾

トークブロックでは、毎回2人のゲストを招き、他では決して見られない“マッチングトーク”を展開していくが、記念すべき初回では、MC・中居正広とゲスト・香取慎吾のマッチングトークが実現。2人の共演は、2017年4月放送の『SmaSTATION!!』(テレビ朝日)以来6年ぶりで、久々にテレビカメラの前で対面を果たした2人が、松本を交えて、忌憚(きたん)のないトークを繰り広げた。

収録は、松本&中居のオープニングトークからスタート。「俺、聞いてないですよ、こんな重いの(笑)」(中居)、「とにかく今日は邪魔せんとこう、と(笑)」(松本)と緊張を隠せないMCの2人のもとへ、いよいよ香取が登場する。3人がスタジオにそろうと、松本は「(中居と香取の共演が)ありえるんだね…」と感慨深げにつぶやき、中居は香取と向き合い、「久しぶりです」と、にこやかにあいさつ。そのとき香取は、どんな表情を浮かべ、どんな第一声を発するのか…。

その後、香取が『まつもtoなかい』に出演することを決めた真意を語るほか、この6年の間、中居と香取はどんな関係にあったのか、そしてこの先、2人の関係性はどうなっていくのか、中居と香取の“来し方行く末”が、独特の空気感の中、貴重なエピソードの数々とともに語られていく。また、松本と香取の関係についてもトークを展開。SMAPがブレイクを果たした時期、松本はSMAPをどのように見ていたのか、率直な思いを語る。

そして番組後半のパフォーマンスブロックでは、スタジオのセットを替えて、“アーティスト・香取慎吾”を深掘り。アンタッチャブルの山崎弘也がプレゼンターとして登場し、松本&中居の2人に、香取のアーティストとしての魅力を紹介する。それを受けて、香取が最新曲「BETTING」(香取慎吾×SEVENTEEN)を披露する。

後半のブロックの収録は、香取のファンをスタジオに招いて有観客で行われたが、この日駆けつけた観客は皆、香取がゲスト出演するフジテレビの架空の番組収録と聞かされていたため、まず松本&中居がステージに上がると、客席から一斉に驚きの声が。さらに、香取が登場すると、場内は騒然。ほとんどの観客が感激のあまり涙を見せるという異常事態となった。地上波の民放では約7年ぶりの披露となる、香取の豪華絢爛(けんらん)なライブパフォーマンスはもちろん、そのステージを見守る松本&中居の表情にも注目だ。

収録後には、「いいスタートが切れたんじゃない?」(松本)、「きっといい番組になるんじゃないかな」(中居)と、MC2人が口をそろえて確かな手応えを語っている。

MC2人のコメントは、以下の通り。

――香取慎吾さんをゲストに迎えた『まつもtoなかい』初回の収録を終えて、いかがでしたか?

松本「僕はもう、二人の邪魔にならないように、ただそれだけを考えてましたね」

中居「いえいえ、松本さんはいわば、今回僕と慎吾を引き合わせた人ですから。その責任は取っていただかないと(笑)」

――今回のマッチングトークは、やはり松本さんがいたからこそ成立したのでしょうか?

中居「そう思います。やっぱり、ちょっと照れくさかったり、お互い探り合い、みたいなところもあったりしたので(笑)、松本さんがいてくれて助かった、というか。慎吾が今回、どういう思いで来たのかっていうこととか、ちゃんと話を聞くことができたので、よかったなと」

松本「こっちとしては、途中、俺はいない方がいいんじゃないかって…」

中居「いやいやいや(笑)。でも僕も、いつもとは違って、いろいろ感じるものはありましたよね、やっぱり。もちろん緊張感もありましたし」

松本「実は僕、2回くらいウルッときてるんですよ」

中居「えっ~!?」

松本「ばれてないと思いますけど。なんか、中居くんと香取くんの関係性とか、思ってたのと違う部分もあったりして、勝手にウルッときてたんです。でもとにかく本当、すごかったですね。今回の収録は厳戒態勢というか、ゲストに香取くんが来てくれるってことは、絶対に誰にも知られないように、ということで行われたんですけど…」

中居「そう、“絶対に言ってはいけないゲスト”だったんです」

松本「俺、奥さんにも言ってないですから」

中居「アハハハ!そこは言ってもいいでしょ」

松本「いや、なんとなく自主規制というか(笑)。まぁ考えてみたら、番組的には、本来のコンセプトからは若干外れちゃってるんですけどね」

中居「そうですね。本来は、誰かと誰かを引き合わせてトークする、という番組なんですけど、今回はゲストが香取さん1人ですから」

松本「そう、中居くんと香取くんのマッチングトークという、1回目にして特別バージョンだったんで」

――番組の後半では、ファンの前でもトークを披露されていました。

松本「あのお客さんのリアクションは、やっぱりすごかったですね。今回のお客さんは、香取くんがフジテレビで歌を歌うというだけで感動して集まってくれた、香取くんのファンの皆さんなんですが、そこに突然中居くんが現れて…申し訳ないことに、お客さん全員、ちょっとだまされてたわけですからね。完全にパニックになってましたもんね」

中居「そう、なんか変な感じでしたね。“キャー!”っていうのでもなく…」

松本「いやもう、みんな泣いてたよ」

中居「ありがたかったですね。番組の収録であんな状況になることって、なかなかないですから。だから、新しい番組としては、そこも見どころかもしれないです」

松本「うん、いいスタートが切れたんじゃない?」

中居「はい、きっといい番組になるんじゃないかなと。今までの他のどの番組とも、かぶらないし」

松本「今後ダメになるとしたら、それはスタッフのブッキング能力のせいですから」

中居「(笑)。あと見どころとしては、松本さんと一緒にレギュラーをやるのが初めて、というのもあるし、なんといっても、松本さんの最後のレギュラー番組なので…」

松本「そう、これで終わるんです(笑)」

中居「これ以上、番組は増やさない。もう新しいものはやらない、という。松本さんにとって、これが“最後の初回放送”なんで、ぜひ見ていただきたいなと(笑)」

松本「そうなんですよ」

中居「…いや、それはダメでしょ!!」

松本「アハハハ」

中居「まぁまぁ、これから回を追うごとに、松本さんの中でもいろいろ心境の変化が出てくるんじゃないかと思ってるんですけどね。そんなこと言いながら、“4月いっぱいで引退します”って言われたら困っちゃうけど(笑)」

松本「いや、それもありえへん話ではないし、逆に80歳くらいになって、“あいつ、いつやめるの?”みたいな状況になってるかもしれないし(笑)。こればっかりはもう、わからないんでね」

中居「とにかくもう、見てください!見てもらえれば、エンタメっていいな、エンタメって面白いなって、そう思ってもらえるはずなんで。お楽しみに!!」

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