ODKソリューションズは4月26日、20代の経営者、会社員、アルバイトなどの有職者に向けて実施した「現役若手社会人の投資に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2月16日〜20日、20歳〜29歳の社会人500人を対象に行われたもの。
まず、投資経験について聞いたところ、投資を「現在している」人は34.4%、「過去にしていたことがある(現在はしていない)」人は4.6%となり、合わせて約4割が投資経験がある事が分かった。
また、「投資に興味はあるが投資したことがない」という人も含めると、約6割が投資に興味があることも明らかとなっている。
世帯年収と投資経験の関係について比較すると、投資経験のある人(現在している、過去にしていたことがある)は、300万円未満が21.8%、300万円〜600万円未満が41.5%、600万円〜900万円未満が41.3%、900万円以上が53.8%という結果となっている。
投資を始めたきっかけについて尋ねると、「貯蓄のため」が63.6%で他と差をつけて最多となった。そのほか、「将来の物価上昇に備えるため」が28.2%、「給料が上がらなくて、収入が増えないから」が20.0%、「将来もらえる年金が少なくなるから」が14.9%となっている。
投資方法については、最も多かったのは「投資信託」で67.2%となり、以下「国内個別株式投資」が37.9%、「外国個別株式投資」が22.6%で続いた。
直近1年間の投資金額を聞いてみると、10万円未満が20.5%、10〜30万円未満が24.6%、30〜100万円未満が29.7%と、7割以上が100万円未満である一方、500万円以上と高額の投資をしている人がいる事も分かった。
ポイント投資・運用の認知率は、82.2%。うち、63.6%がポイント投資経験がある結果となっている。
NISAの認知率に関しては、74.8%。「『NISA』をしている」という人は32.8%、「これから始める予定」の人は14.8%で、5割近くが「NISA」に興味を持っている事が分かった。
マイナンバーカードの作成状況については、59.2%が「作成済み」、13.0%が「これから作成予定」と回答している。また、投資経験者と未経験者で比較すると、投資経験者の方がマイナンバーカードの作成割合が高く、9割が作成している、または作成しようとしている事が明らかとなった。
また、マイナンバーカードを作成し既にカードを利用したことがある人の利用内容は、「住民票など公的な証明書の取得」が54.7%で最も多く、次いで「ふるさと納税」での利用が34.1%、「確定申告のため」が31.3%、「証券口座開設」のためが28.5%で続いた。