フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、名門大学を卒業してスナックのママを継ぐことを決めた女性を追った『わたし、スナック継ぎます ~ママは新卒Z世代~』を、30日に放送する。
2022年春、多くの若者が新たな一歩を踏み出す中、周囲を驚かせる道を選んだ女子大生がいた。名門・一橋大学を卒業した千里さん(23)は、友人たちが大手企業に就職していく中、「スナックのママ」になることを選んだ。東京・国立市の繁華街から少し外れた場所で23年続く小さなスナックの経営を引き継ぐことを決めたのだ。
20歳のとき、初めてスナックに入り、不思議な居心地の良さからアルバイトを始めた千里さん。そのセンスを見込まれ、体力に限界を感じていた70代のママから「後を継がないか」と声をかけられた。迷った末に「世代を超えたコミュニティーの場を作りたい」と、親の反対を押し切り、店を引き継ぐことになったのだ。
クラウドファンディングで資金を集め、店を全面リニューアル。できることは、可能な限り全て自分で。掃除に招待状作りと、開店準備に追われながらも笑顔を見せる千里さん。しかし、一人暮らしの部屋に戻ると、頭をよぎるのは不安ばかり。たった一人での孤独な挑戦に、誰にも弱音を吐けず涙を流す夜もあった。
それでも諦めない千里さん。「絶対にスナックのママ」になると決めたのには、ある理由があった…。
先代ママの思いを引き継ぎ、新たな居場所を作ろうと一人奮闘するZ世代の新米ママの1年を、女優・有村架純のナレーションで追っていく。
(C)フジテレビ