ソリティア(クロンダイク)は、1人で手軽に遊べるトランプゲームです。本記事では、パソコンやスマホで楽しめるソリティア(クロンダイク)のやり方・ルールについて詳しく解説します。
ソリティア(クロンダイク)の始め方
「ソリティア」と聞くと、パソコンに搭載されたトランプゲームが思い浮かびますが、実は本来は特定のゲーム名ではなく、トランプ以外にも一人遊びできるゲームのことを「ソリティア」と呼びます。日本で「ソリティア」として知られているトランプゲームの正式名称は「クロンダイク」です。しかし、ソリティアという名前で浸透しているので、ソリティアと呼んでも特に問題ありません。
パソコンはWindowsなら標準搭載
OSがWindowsのパソコンであれば、ソリティアのゲームアプリがプリインストールされています。
例えば、Windows10であれば「Solitaire Collection(ソリティア・コレクション)」というアプリを探してみてください。ここで「クロンダイク(Klondike)」のボタンを選択すればスタートできます。
Google検索ならスマホでもプレイ可能る
現在では専用ソフトを立ち上げなくても、ブラウザで検索するだけでソリティアをプレイできます。
パソコンやスマホでGoogleのブラウザを開いてください。検索窓に「ソリティア」あるいは「solitaire」と入力して実行すると、すぐにプレイボタンが現れ、クリックすれば同じ画面でゲームが表示されます。
最初にEASY(簡単)とHARD(難しい)の2種類から難易度を選択。山札から1回あたりめくる枚数で難易度が異なるので、自分の挑戦したい難易度を選びましょう。EASYモードでは1枚ずつ、HARDモードでは3枚ずつめくる設定です。
ソリティア(クロンダイク)のやり方・ルール
続いてソリティア(クロンダイク)の基本的なルールを説明します。
使うカード
使用するカードは全部で52枚。ジョーカーは使いません。4種類のマークのAからKまで、各13枚です。
カードは置き場に分類します。
- 「場札」は縦方向にずらしながら重ねたカードを横7列に並べた札です。それぞれ左から1枚、2枚、3枚…と1列ごとの枚数が1枚ずつ増える形で配置します。一番手前のカードのみ表向きで、あとは裏向きに伏せます。この「場札」がゲームの主戦場です。
- 「組札」は右側にマークごとに並べていく札です。最初は空で4列のスペースが設けられています。Aから2、3、4…と数が大きくなる順に上に重ねることができます。ここは最終的にカードを送る場所と考えてください。
- 「山札」は左側奥に伏せてある札の束です。場札の組み換えができないときに、所定の枚数ずつめくることでゲームが進行します。「手札」は山札からめくった札のうち、一番手前にくるカードのことを指します。手札をルールと照らしあわせて場札や組札に置くことができなかった場合、山札のスペースに再度伏せておきます。
マークの色を交互に、数字が1つずつ小さくなる順に列を移動・並べる
クロンダイクのルールはシンプルです。
場札にある表向きのカードのうち、赤と黒のマークが交互になり、なおかつ手前側ほど数が1つずつ小さくなるように(降順)カードを並べ替えます。
例えば「スペードの8」のカードの手前には「ハートの7」か「ダイヤの7」のどちらかが重ねられます。このとき場列の中に「ハートの7」があり、すでに手前に6より小さい数の複数のカードが重なっていたら、それらのカードをまとめて「スペードの8」の前へ動かすことが可能です。
場札でカードを動かすと、やがてカードがなくなりスペースが空く列が生じます。Kが出ればそれ以降のカードごと空き列に動かせますが、K以外で始まる連なりは空き列へ移動できません。
伏せたカードの山を決まった枚数ずつめくる
場札で動かせるカードがない場合、山札から所定の枚数ずつめくります。ルールにのっとって置ける場所があれば、場札に移動します。なければ山札に裏向きで戻して、次のカードをめくりましょう。1つの束をめくり終えたら、また最初から繰り返すことができます。
Aが出たら各マークの組札に移動し、数字が大きくなる順で積み上げる
場札や手札でAのカードがあれば、組札のスペースに送ります。その後も各マークの数字が大きくなる順(昇順)で重ねることができれば、そこへ積み上げます。
ルール通りに並べ替えてすべてのカードを使いきったら終わり
場札の組み換えと山札めくりを繰り返し、適宜組札へ送ります。以上の手順で、最終的に場札のすべてのカードがなくなり、組札へ送ることができればクリアです。場札に裏向きのカードが残ったまま手詰まりになると負けとなります。
スコアは山札のカードやめくった回数、ゲーム開始からの経過時間によって算出されます。
クロンダイク以外のソリティア
最後に、クロンダイク以外に「ソリティア」と呼ばれるゲームを紹介しましょう。
トランプゲーム
Windows10にプリインストールされている「Solitaire Collection」にも含まれているトランプゲームの「スパイダー」「フリーセル」「ピラミッド」「トライピークス」。これらもソリティアの一種です。
ボードゲーム
トランプゲームのほかには、ルールにしたがって所定数の穴にカラフルなビー玉を並べていくボードゲームや、麻雀牌で同じ図柄のものを取り除いていくゲームなど、世界にはさまざまなソリティアがあります。
ソリティア(クロンダイク)のルールを覚えて遊んでみよう
ソリティア(クロンダイク)のやり方・基本ルールについて紹介してきました。
トランプゲームには簡単なものから難しいものまでさまざまな種類がありますが、ソリティア(クロンダイク)は特別難しいルールではないので、手軽に始められます。
WindowsであればPCにプリインストールされているほか、Google検索でも遊ぶことができるので、空き時間の気分転換にぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。