俳優の山田裕貴が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(毎週金曜22:00~)。28日の第2話放送を前に、宮崎真佐子プロデューサーが見どころやこだわりポイントを語った。
本作は、都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまい、電波が通じないうえに水も食料もない極限下で、乗客たちが生き抜くためのサバイバル生活を繰り広げる物語。この電車に乗り合わせた乗客で、メディアでも活躍するカリスマ美容師・萱島直哉役を山田、正義感溢れる消防士・白浜優斗役を赤楚衛二、高校の体育教師・畑野紗枝役を上白石萌歌が演じている。
■宮崎真佐子プロデューサーコメント
2話は事態が起こってから2日が経過して、乗客たちは水も食料もなく、限界に達してしまいます。そこで現れるのはそれぞれが隠していたはずの本来の人間性です。どうやったら生き抜くことができるのか、疑わなきゃ助からないという直哉と信じ合わなきゃ助からないという優斗は、真っ向から対立してしまいます。全く正反対の2人が対立するシーンは本当にお芝居のぶつかり合いになっていて、現場では監督や、お二人が話し合って、動きだったりニュアンスを決めてます。その連携は撮影が進むにつれ、どんどん深まっていて、本当に直哉と優斗のようです。
さらに、2話では崖を登るシーンがあるのですが、赤楚さんが実際にクライミングしてますので必見です。また、上白石さん演じる紗枝と優斗が電車の上に登るシーンがあるのですが、初めて電車の上に登った2人は、「舞台みたい!」と言って、演劇みたいな寸劇をやってたりしてました。そんなふうに作られたシーンは、サバイバルの中でもほっこりするようになってますので、ぜひかわいい2人を見ていただきたいです!
■第2話あらすじ
自分たちが電車ごと30年後の未来へ飛ばされてしまったと知った直哉(山田裕貴)たちは、極限状態を皆で乗り切るため、紗枝(上白石萌歌)の提案で各々の持ち物を出し合い、平等に再分配することに。しかし優斗(赤楚衛二)が食料と水を集め始めた矢先、大量の飲み物が入ったカートを誰かが持ち去った痕跡が見つかる。犯人は誰なのかと疑心暗鬼に陥る佳代子(松雪泰子)、残り少ないモバイルバッテリーの電池を取り合い衝突する玲奈(古川琴音)と米澤(藤原丈一郎)、樹海の中から水源を見つけようと動き出す直哉と優斗、そして植物から水を作り出そうとする加藤(井之脇海)……。各々が生きるために必死でもがく中、ある人物が思わぬ暴走を始める。
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