学情は4月26日、「研修・教育制度」に関する調査結果を発表した。調査は3月31日~4月10日、『あさがくナビ2024』へのサイト来訪者で、2024年3月卒業(修了)予定の全国の大学生・大学院生481人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず、「就職活動において、企業の研修・教育制度を知ると志望度が上がりますか」と聞くと、「志望度が上がる」(45.7%)、「どちらかと言えば志望度が上がる」(40.7%)と、約9割の学生が「志望度が上がる」と回答した。
具体的な理由には、「研修や教育制度が充実している会社は、社員のことを大切にしていると思う」、「業務をこなすだけでなく、成長できる仕事・職場は魅力的だと思う」、「新卒で入社する企業で社会人としてのベースを築くことになると思う。スキルや知識を身に付けられる企業に就職したい」などの声が寄せられている。
次に、「就職活動において、企業の研修・教育制度を重視しますか」と尋ねると、「重視する」(41.8%)、「どちらかと言えば重視する」(40.1%)と、約8割の学生が企業選びで「研修・教育制度」を重視していることが分かる。
寄せられた意見では、「企業として大切にしていることや、業界のルール、業務の目的や進め方を理解した上で仕事をしたい」、「研修や教育制度を通して、社員の能力開発を支援する企業は魅力を感じる」などがあった。
最後に、「企業の研修・教育制度、キャリア形成支援で重視するもの」を聞いたところ、「社内研修の実施」(68.5%)が最も多く、次いで「資格取得支援」(50.3%)、「異動や配属に関する希望を出せる制度」(47.0%)と続いた。