マイナビは4月25日、「マイナビ 2024年卒大学生就職意識調査」の結果を発表した。調査期間は2022年12月1日~2023年3月26日、調査対象は2024年3月卒業見込みの全国大学3年生・大学院1年生(調査開始時点)、有効回答は4万1,197人。
企業志向を尋ねると、「大手企業志向」は前年比0.4ポイント増の48.9%となったが、2年連続で半数を下回った。一方、「中堅・中小企業志向」は同0.7ポイント減の47.1%となり、大手志向と中小・中堅志向の割合は前年に続いて同程度となった。
企業を選択するポイントについては、「安定している会社」(同4.9ポイント増の48.8%)が5年連続1位を獲得。以降、2位「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」(30.5%)、3位「給料のよい会社」(21.4%)と続き、トップ3は前年と同順位だった。
行きたくない会社については、前年に続き「ノルマのきつそうな会社」(同0.8ポイント増の38.2%)が1位、2位は「転勤の多い会社」(同3.0ポイント増の29.6%)となった。
現時点で志望度の高い業種を調べると、「食品」(12.4%)が前年に続いてトップ。前年からの増加割合をみると、最も大きいのは「ホテル・旅行」で同0.8ポイント増となったほか、「鉄道・航空」も同0.7ポイント増と、コロナ禍で影響を受けた業種で回復傾向がみられた。