映画『最後まで行く』(5月19日公開)の大階段スペシャルフォトセッション、および完成披露試写会が26日に都内で行われ、岡田准一、綾野剛、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、藤井道人監督(リモート)が登場した。
同作は2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』のリメイク作。年の瀬の夜、刑事・工藤(岡田准一)が危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばしていると、妻(広末涼子)からの着信で母が亡くなった事を知らされ、目の前に現れた男をはね飛ばしてしまう。工藤は男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みるが、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」 とメッセージが届く。
作中では主人公の妻を演じ、イベントにはブラックのパンツスーツで登場した広末。後ろを振り向くとざっくり背中の開いたデザインで、映画館に集まった観客を魅了する。今回初の藤井組参加となったが「本当に勢いのあるチームで、スピード感、熱量、若さ、どれをとってもキラキラしていて、皆さんがプロフェッショナルでカッコよかったですね。ここ数年こんなハードな現場を見たことがないです。すごかったです」と振り返った。
広末はさらに「映画を観終わった時に、お二人が現在に生還してくれていて良かったなと思うくらい。岡田くんと綾野くんじゃなかったら生還不能くらい」とハードな内容に触れ、岡田はタイトルにかけ「最後まで行けてました?」と尋ねる。広末は「行けてるね、生きてるから」と答え、岡田は「テーマだったんだよね。『最後まで行く』表現ができるかというのが」とホッとした様子に。広末は試写を観た感想についても「興奮というといい言い方なんですけど、疲弊もした気がするくらい。息をするのを忘れてたんじゃないかなと思って。ぐっと力が入ってたので、皆さんちゃんと息をしてください」と観客に語りかけた。