Amazon.co.jpは、手書き入力できる電子書籍リーダー「Kindle Scribe」の機能アップデートを発表した。使い勝手を改善する4つの新機能を追加する。
今回発表された機能は、Microsoft Word用の「Send to Kindle」、ページの追加・削除・移動が可能な「Birds Eye View (BEV)」、PDFのコントラスト調整、2ページ表示設定の4つ。このうちSend to Kindleのみ近日中のアップデートで提供される。
「Send to Kindle」機能は、デスクトップやブラウザのMicrosoft Wordアプリから直接Kindleデバイスにドキュメントを送信し、Kindleで読んだり、直接注釈を付けたりできる機能。利用にはMicrosoft 365のサブスクリプションが必要。WordのエクスポートからSend To Kindleを指定し、希望のフォーマットを選択。フォーマットで「印刷されたドキュメント」を選ぶと、Kindle Scribeでの書き込みも可能になる。
「Birds Eye View (BEV)」は、作成したノート内のページ管理画面から、ページの挿入や削除、ページの移動ができるようになる機能。ページの追加・削除・移動が手軽に行えるほか、作成したノートの9ページを一覧表示できるようになる。
PDFのコントラスト調整は、多くのユーザーから要望があった機能といい、Send to Kindleで取り込んだPDF文書などで利用できる。このほか横向きでの書籍閲覧時に、従来の1ページ表示に加え、2ページ表示の設定が可能となった。書籍コンテンツのレイアウトタブにある「Aa」の設定から利用できる。