Omiaiは4月24日、マンガ好き女性が選ぶ「Omiai 恋愛マンガ大賞」を発表した。調査は3月10日、全国15~49歳の「恋愛・ラブコメ」漫画の好きな女性1,000名を対象に、Webアンケート方式にて行われた。
国内トップクラスの電子書籍ストア「コミックシーモア」提供のランキングデータをはじめ、大型書店の各種ランキングをもとに、Omiai Report編集部独自に恋愛マンガ約100作品を選出。その中から、女子マンガ研究家・小田真琴さんが、「10代~40代に読まれている恋愛マンガ」という視点で1970〜2020年代まで珠玉の30作品を厳選。
この「Omiai 恋愛マンガ30選」から「好きな恋愛マンガ」を教えてもらったところ、日本だけでなく世界13カ国でヒットした「花より男子/神尾葉子」が1位を獲得。累計発行部数は6,100万部と桁違いの大人気作品。自分で道を切り開く女性像が描かれている点が、今もなお評価されている理由のよう。
続く2位は「君に届け/椎名軽穂」。ポジティブでメンタルが強い純粋な主人公の恋愛に加えて、女性同士の友情を丁寧に描いた作品。現在もその物語性に多くの女性が共感を得ているよう。3位には「ママレード・ボーイ/吉住渉」がランクイン。従来の少女マンガとは違う強気で頭のよい主人公像が特徴的な作品。
この結果を受けて小田氏は、「ランキング上位の作品に共通して言えるのは、いわゆる少女マンガで描かれてきた“守られたい弱々しい女性像”“王子様のような男性への憧れ”を描いた作品ではなく、“強い女性像”を描いた作品が支持をされているという点ではないでしょうか」とコメントしている。
また、「好きなキャラクター」についても聞いたところ、ギラギラした男性的な部分を感じさせない、爽やかで優しい現代的イケメン「風早翔大(君に届け)」がダントツの1位に!
続く2位はNANA-ナナ-の「大崎ナナ」、3位には才能があってモテる女性の憧れ「綾瀬千早(ちはやふる)」がランクイン。また、同率3位となった「花沢類(花より男子)」は、感情をあまり表に出さないクールでマイペースな性格が、現代の“モテ”とリンクしていることがうかがえる結果となった。