スイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー」は、ブランドを代表するコレクションのひとつである「タグ・ホイヤー カレラ」60周年を記念して、「タグ・ホイヤー カレラ デイト 36 mm」を4月に発売した。ダイヤルカラーがシルバー、ブルー、パステルグリーン、ブラントピンクの4種類を用意し、価格はすべて396,000円。
タグ・ホイヤーのカレラは1963年にリリースされ、2023年でブランド60周年を迎える。今回の新作は、初代タグ・ホイヤー カレラと同じ36mmケースを採用しつつ、シルエットの変更やカラフルなダイヤルなどデザインを一新、ムーブメントも改良した。
新しいダイヤルは、それぞれ鮮やかな新色が採用されている。ブルー、パステルグリーン、シルバーの3色はサンレイ加工のサテン仕上げを配し、ピンクにはスネイル仕上げを施した。今回の大胆なカラー展開は、伝統的なモノクロのダイヤルから脱却し、既成の枠にとらわれないカラーを求める現代のニーズに応えたものとしている。
インデックスの外側と時分針にはスーパールミノバ(蓄光塗料)を塗布し、暗所での視認性を確保。一段高くなったダイヤル外周部には加速を象徴する1/4秒の目盛りがダイヤルと同色で刻まれている。
ケースは、36mm径のまま上下ラグの長さを43.55mmから41.6mmに、厚さを2mm薄型化して10mmに変更。装着感が変わって、よりタイトでスポーティーなデザインとなった。りゅうずのデザインもケースの端にすき間なく収まるようにしている。
ムーブメントは自社製の自動巻きムーブメント「キャリバー7」。パワーリザーブは56時間と、カレラ従来モデルに搭載していた「キャリバー5」(パワーリザーブ約38時間)より大幅にアップしている。また、ムーブメントの改良に合わせて、デイト表示を6時位置に変更した。
ケース・ストラップ素材はステンレススチール、ケースサイズは径36mm、風防は両面反射防止加工のドーム型サファイアクリスタル、防水性能は50m。