MMD研究所は4月25日、18歳~69歳の男女7,000人を対象として3月17日~3月20日に実施した「ショート動画とコマースに関する調査」の結果を発表した。
MMD研究所は今回、データ漏洩を不安視し、アメリカでは政治関連端末や教育機関でのTikTokアプリ使用禁止が始まるなど社会問題にもなっているショート動画の利用と、ショート動画を介してコマースを利用したことがあるかを調査した。
ショート動画が視聴できるデバイスを「所有している」と回答した94.4%(6,610人)を対象に、YouTubeショート、Instagram Reels、TikTok、LINE VOOM、Likeeの利用状況について尋ねた。
「視聴のみしている」「視聴も投稿もしている」と回答した人の割合は、YouTubeショートが38.5%と最多。次いでInstagram Reelsが23.1%、TikTokが20.6%となった。ショート動画を視聴している人にそのタイミングを聞くと(複数回答可)、「夜寝る前」が48.4%で最多、次いで「休憩時間」が44.7%、「休日」が34.6%であった
ショート動画の好きなジャンル(複数回答可)については、1位が「ペット・動物」で32.5%、次いで「音楽」が31.4%、「料理」が29.5%。これを性別で見ると、男性は「スポーツ」が32.2%で最多、次いで「音楽」が30.5%、「ニュース」が26.9%。女性は1位が「ペット・動物」が39.6%、次いで「料理」が38.7%、「有名人・タレント」が33.7%だった。
ショート動画を視聴している人に、ショート動画を視聴して商品を購入したことがあるか聞いたところ、32.2%が「購入したことがある」と回答。性別でみると、男性は34.8%、女性は29.4%が購入経験があることがわかった。
購入したものを聞くと(複数回答可)、1位が「食品」で30.0%、次いで「雑貨(靴、バッグ、アクセサリー)」が23.7%、「化粧品」が23.2%となった。性別でみると、男性は「食品」が30.2%で最多となり、次いで「雑貨(靴、バッグ、アクセサリー)」が24.4%、「日用品・文房具」が23.7%。女性は「化粧品」が36.6%で最多、次いで「食品」が29.6%、「雑貨(靴、バッグ、アクセサリー)」が22.7%となった。
ショート動画を見て商品を購入しようと思ったきっかけを聞いたところ(複数回答可)、「商品の内容(見た目)」が46.7%と最も多く、次いで「詳細な商品の説明」が42.4%、「好きなブランドの投稿」が31.6%であった。