アカリクは4月21日、「博士学生のビジネスでの活躍に関する実態調査」の結果を発表した。調査日は3月17日、調査対象は研究職以外で博士学生の採用を行っている・何度も採用していた人事担当者、有効回答は109人。
自身の会社で、博士学生の採用を行っている理由を尋ねると、最も多かったのは「志の高い人材が必要だから」で45.0%。以下、「技術者を育成できる人材が必要だから」が42.2%、「深い専門性のある人材が必要だから」が33.9%と続いた。
博士学生が他の学部生や修士と比べて、パフォーマンスが高いと実感した経験があるかとの問いには、計97.3%が「ある(何度も+数回程度)」と回答した。
博士学生のパフォーマンスの高さを実感した点については、1位「研究によって得た幅広い知識により視野が広い」(53.8%)、2位「批判的な思考力がある」(45.3%)、「高い専門性や研究スキルがある」(39.6%)、4位「粘り強く努力する」(34.9%)、5位「仕事、研究に対して熱心である」(34.0%)と続き、スキルや粘り強さなど様々な点において評価していることがわかった。
今後も博士人材の採用を続けていきたいと思うか聞くと、「非常にそう思う」が41.3%、「ややそう思う」が50.5%と、計9割以上が今後も博士人材の採用を続けていたいと考えていることが明らかになった。