SNS総フォロワー数350万人超を誇り、現在放送中の『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日)のヒロインとしても注目を集めている星乃夢奈。今月12日にアーティストとして1stシングル「男の子のために可愛いわけじゃない!」をリリースするなど幅広い活躍を見せている星乃だが、活動開始当時から女優業への思いはブレていないという。星乃にインタビューし、芸能界入りの経緯から『仮面ライダーギーツ』での成長、今後の目標まで話を聞いた。
――幅広く活動されている中で、特に女優業に力を入れていきたいということですが、YouTuberとして活動を始めた当初からそうだったのでしょうか。
そうですね。インフルエンサー事務所にもかかわらず、「YouTubeチャンネル登録者数何万人目指します!」ではなく、「女優を目指します!」と話していました。幼稚園の頃からお芝居や、テレビの中のキラキラしている人たちがすごく素敵だなと憧れを抱いていて、女優さんが小さい頃からの夢でした。
――憧れていた女優さんなどいますか?
一番最初は、同い年でもある芦田愛菜さんの『マルモのおきて』を見て、小さいながらも、「なんで泣かないといけないタイミングでこんなにも本物っぽい涙が出せるんだろう」、「家族がすごく自然に見えてすごい」と感じ、書類を子役事務所に出したことがありました。書類は通って2次審査に呼んでいただいたのですが、家の都合で行けなくて。その後、お兄ちゃんがチャンスを作ってくれて道が開けました。
――お兄さんがインフルエンサーとして活動を開始され、お兄さんのYouTubeに星乃さんも出演をされるように。
兄妹動画を公開するようになり、最初のドッキリ動画がバズって兄妹でやることも多くなりました。そして、お兄ちゃんがVAZに所属するタイミングで、「夢奈ちゃんも入りませんか?」「個人チャンネル開設しませんか?」と提案していただいて今に至ります。
――まずはYouTuberとして話題になってから女優の道を目指そうと。
そうですね。女優やモデルという自分の夢に近づける一歩としてYouTubeをやっていこうという思いで始めました。
――『仮面ライダーギーツ』出演で女優として注目度がアップし、思い描いていた方向に着実に進んでいるのでは?
そうなんです。今の自分の現状が、マネージャーさんと話していた未来予想図の通りに行き過ぎていて、近いうちに地獄に落ちるんじゃないかなって、うまくいきすぎていて怖いんです(笑)。もちろん苦労してきた部分もあって、3年前ぐらいに占いで「あなたは2、3年我慢します」と言われ、確かに2年くらいずっと我慢してきたなと。いろんなものを乗り越えて、今やっと少しずつ夢が叶ってきているので、このまま進んでいきたいです。
――乗り越えたこととは?
お仕事面では自分が一番になりたいという思いがあり、事務所でも自分が看板でいたいという気持ちがあるんです(笑)。でも当時は下のほうにいて、それが悔しくて、スケジュール帳の空白を見て悲しんでいました。
――目指すところが高いからこそ、悔しさや悲しさがあったのですね。
そうですね。向上心が強いのかなと思います。
――道が開けてきたなと感じた転機は、やはり『仮面ライダーギーツ』でしょうか?
女優としての道を開いてくれたのは『仮面ライダー』が大きいですが、今までのお仕事全部が私の人生の道を開いてくれたと思っています。モデルという道を開いてくれたのは『Popteen』で、いろんな現場で「カメラ慣れしてるね」と言ってもらえるのは『Popteen』のおかげですし、自分と向き合えたのも『Popteen』のおかげです。また、コミュ力を褒めてくださる方が多いのですが、それはYouTubeをやっていたからで、すべてのお仕事が今につながっていますが、やはり女優としては『仮面ライダー』が大きな一歩だなと感じています。