嵐の松本潤が主演を務める大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)。団子売りの老婆役の柴田理恵がコメントを寄せた。

  • 団子売りの老婆役の柴田理恵

――『毛利元就』(1997年)以来26年ぶりの大河ドラマ出演となりましたが、『毛利元就』の思い出をお聞かせください。

毛利の大殿の息子に嫁入りした大塚寧々さんの乳母の役でした。そのあいさつのシーンで、ズラリと並んだ家臣の人たちにビビってしまい、ドキドキして台詞がでませんでした。おひとりおひとりは知っている役者さんで、いっしょに飲みに行ったこともあるのに、大河の現場の空気というか、全部本物の侍に見えてしまって(笑)
休憩時間に、その家臣のみなさんから「おまえ気にすんなよ~俺なんて NG25回も出したんだぜ~」「みんな緊張するよな~大河って」となぐさめてもらい、あたたかく元気づけてもらいました。
その後、現在でも中村芝翫を「大殿!」と呼ばせていただいて、仲よくさせてもらっています。

――26年ぶりの大河ドラマのオファーを引き受けた決め手と、実際に参加されての感想をお願いします。

戦国時代は武士の時代なので、庶民の眼から語られることは少ないと思います。なので、あの時代の庶民が侍たちをどう見ていたかというのは興味深いなと思いました。
大河の現場は、全てのセクションのスタッフの皆さんが自分の仕事にプライドを持ち、きちんとお仕事なさっているのですごいなと感動します。ずっと変わらない伝統のようなものを感じます。ただ、恐らく皆さん私より若いな~と思い、年月を感じました(笑)
あと、背景のCGがホントにすごい。

――第15回(4月23日放送)で、浜松に入城する家康に対して石入りの団子を食べさせるシーンで再登場されましたが、印象に残っていることは?

庶民のちょっぴりいじわるなかわいい仕返しのシーンで、少しコミカルになればいいなと演出の方とお話しました。でも家康の思慮深さや大きさを感じられるシーンでもあり、松本さんが持っている優しさも出ていて、いいなと思います。
松本さんは休憩中「おれ大丈夫かなぁ。心配だな~!」と笑っていましたが、今まで誰もやったことのない、人間的な家康を、見事にやっておられると思います。

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