俳優の神木隆之介が主演を務める連続テレビ小説『らんまん』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)。24日放送の第16回から高知県出身の島崎和歌子が出演する。島崎の連続テレビ小説への出演は『すずらん』(1999年)以来2回目となる。

  • 楠野喜江役の島崎和歌子

連続テレビ小説(朝ドラ)第108作となる本作は、高知県出身の植物学者・牧野富太郎さんをモデルとしたオリジナルストーリー。幕末から明治、大正、昭和と激動の時代に、愛する植物のために一途に情熱的に突き進んだ主人公・槙野万太郎(神木隆之介)とその妻・寿恵子(浜辺美波)の波乱万丈な生涯を描く。

島崎が演じるのは、政治結社「声明社」を支援する女性・楠野喜江(くすの・よしえ)。通称「民権ばあさん」。女性に参政権がないことをおかしいと思い、演説会に参加している。

島崎のコメントは以下の通り。

――出演が決まった時の感想を教えてください。

昨年、牧野富太郎先生が朝ドラのモデルになると聞いて、高知県民にとってはとても身近な方なので驚いていました。その『らんまん』に出演できることになりうれしかったです。私は「民権ばあさん」と呼ばれる、はっきりと自分の意見を言う土佐の女性を演じさせて頂いたのですが、高知の女性は黙っていられないので役作りいらずでした(笑)

――実際に『らんまん』の撮影に参加していかがでしたか?

万太郎役の神木隆之介さんと、「声明社」のリーダー早川逸馬役の宮野真守さんが登場する演説会のシーンは迫力があって、演じつつも見入ってしまいました。寒くて乾燥している時期に撮影したのですが、宮野さんは何度撮影しても最後まで同じ声量で声がかすれないのがすごかったです。プロだなと思いました。そういった方々とお仕事ができて刺激になりましたし、撮影現場は楽しかったです。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

高知県はとても自然が豊かな場所です。年齢を重ねて、牧野先生が「植物を愛せるのは平和なこと」とおっしゃることの意味が分かりました。とても贅沢な環境で私は育ったんだなと思います。『らんまん』で高知県の景色を見て、朝から癒やしを感じて頂けたらうれしいです。これをきっかけに高知にぜひ遊びに来てください。

(C)NHK