メルカリ総合研究所は、シグナルリサーチが実施した「Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査」を4月18日に発表した。調査は3月10日~12日の期間、18歳〜57歳の男女600人を対象に行われた。
Z世代の時間や透明性に関する考え方を聞いたところ、最多は「効率的でないことにストレスを感じる」「時間を圧縮するための手段・行動を考えることが多い」(各63.3%)が同率の1位に。次いで「想定外のこと/サプライズなことはできるだけ避けたい」(61.4%)と続いた。
また、半数以上が「結論だけ先に知りたい」(57.3%)、「デリバリーは配達状況を見て、いつ到着するか確認する」(51.3%)、「プレゼントは先に相手に欲しい物を聞いて購入する」(51.3%)など、タイパ重視や"サプライズアレルギー"の傾向があることが分かったという。
また、「想定外」のことが起こるのは「失敗」だと捉えるか「経験」だと捉えるかを聞いたところ、Z世代は3割(30.0%)が失敗と捉えるのに対し、バブル世代は約2割(21.3%)。Z世代の方が1.5倍も「想定外」なことが起こることを失敗として捉えていることが判明した。
次に、現金50万円をもらったらどう扱うかを聞いたところ、どの世代も「貯金する」が最多に。その中でもZ世代が最も多く、約8割(77.3%)が貯金すると回答している。理由として回答者の約半数が「緊急時の備えができる/将来の不安に備えるため」と将来の不安への備えとして貯金すると回答しており、想定外に備えるZ世代の傾向が明らかになったという。
一方で、月々の支出額を把握しているか尋ねると、バブル世代は8割を超える人(86.6%)が「把握している」と回答する一方で、Z世代は約7割(72.0%)と相対的に把握できていない傾向にあった。