みなさんは「考えるな、感じろ」と言われたことはありませんか?
アドバイスする場面でよく使う言葉ですが、この言葉にはどのような意味が含まれているのでしょうか。
本記事では、「考えるな、感じろ」の意味や元ネタについて紹介します。また、使い方についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
「考えるな、感じろ」の意味とは?
「考えるな、感じろ」は、頭の中で考えるのではなく、心で感じたことや直感を大事にしよう、あるいは優先しようといった意味で使われます。
例えば、スポーツの場面で試合中にコーチが選手に対して「考えるな、感じろ」と言った場合は、「頭で作戦を考えて試合を進めるよりも、相手の動きをみて直感で判断しろ」という意味合いになるでしょう。
「考えるな、感じろ」の元ネタ
「考えるな、感じろ」は、元々カンフー映画「燃えよドラゴン」で主演のブルース・リーが弟子にカンフーを教える場面で発したセリフの一部です。
劇中では、英語で「Don't think.Feel.」と言っています。これを日本語に訳し「考えるな、感じろ」になりました。
なお、「考えるな、感じろ」までが有名ですが、実はこの後に「それは月を指差すようなものだ。指に気をとられるんじゃない。そうしないと栄光はつかめないぞ」とセリフが続きます。
スターウォーズのヨーダも使用している
「考えるな、感じろ」という言葉は、「燃えよドラゴン」だけでなく、SF映画「STAR WARS エピソード4 新たなる希望」でも使われています。登場人物・ヨーダのセリフです。このヨーダが「考えるな、感じろ」と言うシーンは、「燃えよドラゴン」のオマージュとも言われています。
「考えるな、感じろ」の使い方
「考えるな、感じろ」は、普段どのようなときに使うのでしょうか。ここでは、さまざまなシーンを想定した使い方を紹介します。
ビジネスシーンで悩んだとき
ビジネスシーンでは、色々なことを考えて行動に移すのが遅れてしまい、チャンスを逃してしまうことがあります。考えずに行動することはビジネスにおいてはあまり推奨されないものですが、ときには直感やひらめきが大事なこともあるでしょう。
例えば、同僚があれこれ考えてしまって先に進めないと悩んでいるときにアドバイスとして「考えるな、感じろって言うし、色々考えすぎずにとりあえずやってみたら?」といった使い方ができます。
おすすめの何かを紹介するとき
「考えるな、感じろ」はSNS上でもよく使われる言葉です。例えば、“推し”の魅力を語る場面で、あれこれ言葉で説明するのではなく、動画を見てかっこよさを感じてほしいと伝えたいときなどに使います。そのほか、おすすめの家電やお店、料理などさまざまなものをおすすめするときにも使うことがあるようです。
芸術に触れたとき
芸術に触れたときに「考えるな、感じろ」と使うこともあります。例えば、近代アートを見たとき、あれこれ考えて解釈しようとするのではなく、雰囲気や心で感じとってみよう、というような意味合いで使うことができるでしょう。言葉にできない、でも何か心は動いている、感激しているときなどに使うこともあります。
考えるな、感じろはブルース・リーの名言!
「考えるな、感じろ」は、映画の中でブルース・リーが言ったセリフが一般に広まり、日常でもよく見聞きするようになった言葉です。
「頭の中で考えず、心で感じるものや直感を大事にしよう」という意味で、ビジネスシーンなど日々のさまざまな場面で使われています。
みなさんも、何かに悩んだとき、感激したときなどにぜひ「考えるな、感じろ」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。