俳優の山田裕貴が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(毎週金曜22:00~)が、明日21日にスタートする。第1話放送を直前に、宮崎真佐子プロデューサーが本作の見どころやこだわりポイントを語った。

  • 『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』第1話の場面写真

本作は、都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまい、電波が通じないうえに水も食料もない極限下で、乗客たちが生き抜くためのサバイバル生活を繰り広げる物語。この電車に乗り合わせた乗客で、メディアでも活躍するカリスマ美容師・萱島直哉役を山田、正義感溢れる消防士・白浜優斗役を赤楚衛二、高校の体育教師・畑野紗枝役を上白石萌歌が演じる。

■宮崎真佐子プロデューサーコメント

このドラマは電車の一両が舞台になっているため、老若男女色々な人達が集まっていて、しかもお互いに赤の他人の関係から始まります。そのため、実際の電車内の再現はもちろん、見知らぬ人同士が非常事態になった時、どう立ち振る舞うのかは台本を作っている段階から、どういう人が一番最初に声をかけたりするかなど細かい所までとにかくリアルにこだわりたいと考えて来ました。そのため、乗客68名の方々はオーディションから選び、そして一人一人のキャラクター設定、人生を考え「自分はこういう人だから、こういう行動するだろう」と皆さんに自ら考えてもらっています。そこから生まれるリアルな緊迫感、そしてどうやって信頼関係が生まれていくのかをぜひ楽しんでもらいたいです。

そして、主演・山田裕貴さんの、見た目危険な男だけど、ふいに見せる本当の顔とのギャップという繊細なお芝居は、本当に見応えがあり、「とにかくこの人を見ないといけない」と惹きつけられます。さらに赤楚衛二さんの今までの印象とは真逆の力強いお芝居、赤楚さんにしか出せない嘘のない澄んだ目から伝わる思いには現場で見ていても感動します。このお2人の化学反応は必見です。

■第1話あらすじ

2023年、春のある朝。
表参道の美容室で働くカリスマ美容師の萱島直哉(山田裕貴)は、ある人物に会うべきかどうか迷いながら電車に乗ろうとしていた。
同じ頃、高校の体育教師・畑野紗枝(上白石萌歌)は、通勤途中の駅のホームにいた。視線の先には、密かに思いを寄せる消防士・白浜優斗(赤楚衛二)の姿が。優斗もまた、ある複雑な思いを抱えながら電車を待っていた。
そんな3人が乗り込んだ車両には、有名大学農学部の大学院生・加藤祥大(井之脇海)、ネイリストの渡部玲奈(古川琴音)、ポップカルチャー専門学校に通う米澤大地(藤原丈一郎)、警備会社のサラリーマン・田中弥一(杉本哲太)、人材紹介会社を経営するキャリアウーマン・寺崎佳代子(松雪泰子)らが乗り合わせる。互いに見ず知らずの乗客が、それぞれの目的地へ向かうほんのひと時、同じ車内で思い思いの時間を過ごす。いつもと変わらない朝がそこにはあった。
そんな中、一瞬走るかすかな閃光をきっかけに、突如加速しトンネルへと吸い込まれていく電車、激しい衝撃音とともに揺さぶられる乗客たち! 気づいた直哉たちの前には、想像を絶する光景が広がっていて・・・。
時刻は8時23分、秋葉原行きの電車。たまたま居合わせてしまった乗客乗員68名の、“ペンディング”された数奇な運命が幕を開ける。

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