インテージは4月19日、「ゴールデンウィーク」に関する調査結果を発表した。調査は3月31日~4月3日、全国の15歳~79歳の男女2,768名を対象にインターネットで行われた。
今年のゴールデンウィーク(GW)にかける予算は平均27,870円と、前年比1.7倍に増加。新型コロナウイルス関連の制限が緩和される中「今年はGWを楽しみたい」という意識が追い風となり、市場規模は2兆7,114億円と予測。2022年の1兆5,874億円を、1兆1,240億円上回った。
今年のGWの過ごし方(予定)としては、過去2年の結果同様に「自宅で過ごす」(35%)が最多。昨年より3ptほど減少しているものの、依然として最も多く、制限が緩和されても慎重に過ごしたい、ひとまず自宅にいる、といった層も一定数いるよう。一方で、「ショッピング」(24%)、「外食」(19%)、「国内旅行」(14%)が上位に並び、いずれもスコアも伸長。また、「海外旅行」(1%)も昨年のおよそ2倍になるなど、今年のGWは、外向きな動きが復調すると考えられる結果となった。
次に、働いている人(1,622名)を対象に、実際にどれくらいの日数休める予定なのか、GW期間中の「休める日数のトータル」を尋ねたところ、「9日以上」が約15%、カレンダー通りの「7日」も15%に留まり、7割が「6日以下」であることが明らかに。
GW期間中の「最も長い連休日数」については、カレンダー通りの「5連休」が4割と最多。また、平日の休みを加えて6連休以上の休暇を取得する人も2割弱存在しており、6割程度が5日以上の連休を取得できる予定であることがわかった。
次に、復調の兆しのみられた「国内旅行(宿泊あり)」について「だれと一緒に行くか」を尋ねたところ、「同居している夫・妻・子ども」が3割弱と最も多く、次いで「同居している夫・妻」「友人・知人」が2割強。
国内旅行の宿泊日数については、「1~2泊」が65%と、短めの宿泊数が人気。また、「3~4泊」(26%)は4人に1人、「5泊以上」は3%とわずか。連続した休暇日数は「5日間」が最も多いものの、宿泊日数は「1~2泊」と短めということを考えると、まだ長期間の宿泊への抵抗感や、昨今の物価高や経済状況を受けて短期間に抑える、といった意識が働いている側面がうかがえる結果となった。