モデルで女優の紺野彩夏が地上波連ドラ初主演を務めるABCテレビの新ドラマ『サブスク彼女』(5月7日スタート 毎週日曜24:55~※関西ローカル、TVerで見逃し配信、DMM TVで独占配信)の新たな出演者が20日明らかになった。
山本中学氏の同名漫画をドラマ化。主人公の女子大学生・トモは“本命として選ばれない”という虚しさと、恋愛感情を“搾取”され続けてきた苦い体験から脱するために、SNSで繋がった小さな世界で“サブスク彼女”というサービスを始める。月額定額制で女の子のラインナップから好みの彼女を選べる割り切った恋愛スタイルなら恋に苦しむこともない――恋に純粋ながらもこじらせまくったトモの突飛な思いつきに興味を抱いて集まってくる女性たち、そしてトモのことを一途に好きな男友達コースケの存在。そして、この“サブスク彼女”が、意外な恋愛模様を巻き起こしていく。
コースケを演じるのは望月歩。トモの地元の同級生で、実は高校時代からトモのことを一途に思っているコースケは、就職活動のために上京し東京でトモと再会すると、秘めた思いを告げる。しかし恋は成就せず、強引に“サブスク彼女”として契約することになってしまう。
なーちゃんを演じるのは、寺本莉緒。派遣バイトとして働く24歳で、男性に“都合よく使われてしまう女”になってしまう自覚があるものの、好きな男性に対してはつい尽くし、いつもセフレ止まりになってしまう。SNSで知った“サブスク彼女”に興味を持ち、トモと出会い一緒にサービスを始めることに。
ヨリを演じるのは、内藤秀一郎。コースケに続いて2人目の“サブスク彼女ユーザー”となる役者志望の30歳。都合のいいセフレのなーちゃんからサブスク彼女を紹介され、興味津々で登録する。
スミレを演じるのは、逢沢りな。バリキャリOLで妖艶な雰囲気を漂わせる32歳で、いわゆる男性優位な社会に嫌気がさしていたところ、SNSで女子大生が運営している“サブスク彼女”に興味を持ち、トモと出会い共に始める。
また、第1話ゲストとなるトモの元カレ・カズキ役は柾木玲弥に決定。本命の彼女がいながら、酔いしれる恋を押し付けては、“二人目の彼女”も手放せない、そんなトモの元カレ・カズキを演じる。
さらに、オープニングテーマはこはならむの「ずぎゅんぎゅんゆらり」、エンディングテーマは理芽の「ルフラン feat. 笹川真生」に決定した。
コメントは以下の通り。
■望月歩
――原作を読まれた印象は。
とても面白かったです。繊細な心の描写が共感しやすくてコースケを応援したくなりました。本来ならコウスケなんだろうけど、作中では「コースケ」で、そんな世界観を表現できたらなとも思いました。
――演じる「コースケ」の印象は。
真っ直ぐで純粋で一生懸命な人です、そっくりな友人がいて余計に愛着が湧きました。表情豊かに描かれていたので、そのコミカルさを顔芸にならないように丁寧に演じようと思いました。
――視聴者のみなさんにメッセージを。
原作を好きな方でも楽しめる作品にするので、楽しみにしていただけるとうれしいです。
■寺本莉緒
――原作を読まれた印象は。
そんな考え方ができるのか……とびっくりしました。恋の形にはいろんな種類があるのかなぁと考えさせられました。
――演じる「なーちゃん」の印象は。
原作を初めて読んだ時は「the こじらせ女子」というイメージでした。でもかわいらしい普通の女の子の部分もあって、恋に報われない姿はとても心が苦しくなりました。なーちゃんの喜怒哀楽、全話通して垣間見れる表情の変化に注目してみてください!
――視聴者のみなさんにメッセージを。
可愛い女子3人が三者三様の恋愛をしています。サブスク彼女という制度で彼女たちは変わっていくのか、恋は報われるのか、それとも始まるのか。視聴者の皆様の恋愛スタイルとはかなり違った形になりますが、共感できる部分もたくさんあると思います。楽しんで見てくださるとうれしいです。放送をお楽しみに!
■内藤秀一郎
――原作を読まれた印象は。
原作を初めて読ませていただいた時は、どこか寂しい気持ちになりました。愛情表現て難しいっと。
――演じる「ヨリ」の印象は。
ヨリは、1番愛がほしいところから愛が貰えない。他で補おうとする。見返りがないとそこから逃げ出そうとしてしまう。そうなってしまった男の末路を言葉と行動で特に表現できればと思いました。
――視聴者のみなさんにメッセージを。
初めての役どころを経験させていただきました。この作品を得て役者としてレベルアップすることが出来たと思います。皆様、是非ご覧ください。
■逢沢りな
――原作を読まれた印象は。
私も音楽を聴くときなどはサブスクを使用しています。人が便利に使うものという印象があるので、人が、恋愛が、サブスクになるというそんな割り切った関係は成立するのか想像がつきませんでした。ですが、登場人物の恋愛事情を知るとサブスクに辿り着くのも納得する部分があり、原作を読んでいる間はずっと胸がざわざわしました。
――演じる「スミレ」の印象は。
登場人物の中でもスミレは特に割り切った関係を実行している人だと思いました。過去の回想にはスミレがそうなった理由があります。あっけらかんとして見えるけれど目の奥は笑ってないような、本当は複雑な人なのだと思います。たまにダサい言葉をいってヨリくんにつっこまれるところがあり、原作ではとてもチャーミングに描かれているので、表現できていたらいいなと思っております。
――視聴者のみなさんにメッセージを。
人間の生身の姿、リアルだと感じる方もいれば、特殊に思う方もいるかと思います。色んな感じ方で観てもらえたらうれしいです。
■こはならむ
オープニングを務めさせていただく、こはならむです。今作「ずぎゅんぎゅんゆらり」は、「恋愛を通して測る自分の価値」をテーマにした楽曲です。作詞作曲は香椎モイミさんにご担当いただき、私こはならむは、ドラマの登場人物のような自分の感情にワリキッた女の子になりきってレコーディングをしました。
また、ドラマのタイトルにもなっている"サブスク"をゲームミュージックのような電子音とカットアップという手法で表現した部分にもぜひ注目して頂けるとうれしいです。『サブスク彼女』の原作を読み込んでいるので、ドラマの公開が今から楽しみです!
■理芽
この度、『サブスク彼女』のエンディングを担当することができてとても光栄です。私事ですが、この曲はデビューからあたしの楽曲を書いてくれている笹川真生くんと、初めて一緒に歌った思い出深い曲であり、初めて世に出す曲でもあるのです。この楽曲では、報われない思いや夢が描かれた歌詞を明るめな曲調に乗せてかわいく歌ったのですが、他のもの(曲中では曲の明るさ)で、自分の抱く寂しさ(歌詞)を埋めようとする様子を想像しながら歌全体で表現してみました。本作品ともマッチした楽曲になっていたらうれしいなと思います。ドラマと照らし合わせながら聴いてもらえると幸いです。『サブスク彼女』どうぞお楽しみに!!