日本最大のスポーツ自転車フェスティバル「CYCLEMODE TOKYO 2023」が、2023年4月15日・16日の2日間にわたり、東京ビッグサイトにて開催された。
「CYCLEMODE TOKYO 2023」では、世界中で人気を集めるブランドの新製品から、ヘルメットやウェアなどの自転車関連グッズなど最新モデルが幅広く展示されている。なかでも、ますます人気の高まりを見せるスポーツタイプの電動アシスト自転車「e-BIKE」から、注目の新モデルをチェックしていこう。
「SPORTS e-BIKE EXPO」に新モデルが続々登場
ロードバイクやMTBなどのスポーツタイプの電動アシスト自転車「e-BIKE」は、スポーツ・レジャーのニュージャンルとして大きな話題を呼んでいる。「CYCLEMODE TOKYO 2023」内の“SPORTS e-BIKE EXPO”ゾーンには、多くのメーカーが手掛ける最新のラインナップが展示された。
「パナソニック サイクルテック」ブースでは、オフロードなどアウトドアでも存分に楽しめるスポーツe-BIKE「XEALT(ゼオルト)」シリーズを展示。人気のMTBモデル「XEALT M5」とあわせて、新製品となるライトスポーツバイク「XEALT S3」とスポーツユーティリティーバイク「XEALT S5」に注目が集まった。
また、「XEALT M5」と新製品の「XEALT S5」の2モデルで今後の受注が予定されている、34色のカラーバリエーションから自分の好きな色を選択することが可能なカラーオーダーフレームのサンプルも参考出品された。
e-BIKE専業メーカーとして人気の「BESV」(ベスビー)は、新ラインナップを展示。e-グラベルロードバイク「JGR-1.1」は、インターナルバッテリーの採用で、フレームの軽量&高剛性化を実現し、スポーツバイク本来のフレームの美しさも両立させている注目モデルとなっている。
そして、ACTIONステージにおいて、AI搭載のスマートバイク「SMALO」を日本初公開。「SMALO」は、アシスト制御のスマートアシストに加え、新技術によるオートマチック7段変速機を搭載。どんな走行シチュエーションでも、常に最適なアシスト出力と、最適なギア選択をAIが自動で判断し選択する「AI Driving System」を搭載している。
既成の自転車を電動アシスト自転車化
また、「Y's Road」ブースでは、Hondaが構想から4年を掛けて開発した「SmartChari(スマチャリ)」を世界で初めて搭載した電動アシスト自転車「RAIL ACTIVE-e」が展示された。
「SmartChari」は、電動アシストユニットとそれに連動するスマートフォンアプリにより、既成の自転車を電動化し、新たま電動アシスト自転車として提供可能にするシステムだ。Hondaの新事業創出プログラム「IGNITION」から生まれ、高校生の通学課題の解決と自転車事故の低減を目指して考案されたという。
「Y's Road」で取り扱う「RAIL ACTIVE-e」は、KhodaaBloom(コーダーブルーム)のクロスバイク「RAIL ACTIVE」に「SmartChari」を搭載して、電動アシスト自転車化したモデルとなっている。