日本電子決済推進機構(JEPPO)は4月19日、スマホ決済サービス「Bank Pay(バンクペイ)」が新たに「請求書払い」機能を追加し、同日よりQRコード付納付書による地方税の支払いが可能になったことを発表した。
Bank Payは、日本全国の金融機関が加盟する日本電子決済推進機構が提供する、オールバンクで取り組むスマホ決済サービス。金融機関の口座と紐付けて利用するため、利用代金は事前のチャージが不要。口座から即時に引き落とされる。
今回の機能追加で「ことら税公金サービス」に対応。Bank Payアプリで「地方税統一QRコード」付きの納付書を読み取ることで、自宅から24時間365日、自動車税・軽自動車税・固定資産税・都市計画税の支払いが可能となった。4月19日時点では15金融機関に対応しており、今後も増加が見込まれるという。
機能追加と同時に、Bank PayアプリのUI/UXを改善。ホーム画面のデザインやレイアウトの変更、口座紐付け時の金融機関選択における操作性向上などのリニューアルを図った。
請求書払いを利用するには、Bank Payアプリで本人確認や口座登録といった事前準備を実施したのち、「請求書払い(コード読取)」画面から「請求書払い」を選択。納付書のQRコードを読み取ってから、支払い先・金額等を確認して「支払う」をタップすることで、支払いが完了となる。
4月19日時点での請求書払いに対応する金融機関は、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、静岡銀行、十六銀行、百五銀行 、関西みらい銀行、南都銀行、中国銀行、四国銀行 、肥後銀行、みなと銀行、愛媛銀行の15行。
なお、Bank Payに支払口座として登録できる金融機関は、2023年4月時点で142金融機関まで拡大。今後も複数の地方銀行の参加が予定されているという。また、全国152の信用金庫が9月からの参加に向け準備中とのことだ。
利用可能な加盟店についても、全国チェーンの大手小売・外食等や地域の店舗まで、金融機関や協力事業者を中心に拡大を進めている。さらに、「d払い」や「Coke ON Wallet」「みきゃんアプリ」など企業のオリジナルアプリとの提携案件も17社まで増加し、リリース準備中の大型案件も控えているとのことだ。