日本の元競走馬・ナイスネイチャが4月16日をもって35歳の誕生日を迎えた。それを記念して、引退馬を生かすための社会的課題に取り組む寄付を募るイベント「ナイスネイチャ・35歳のバースデードネーション」が開催されたところ、驚異的なペースで寄付が集まり、たった2日で支援総額が4,000万円を突破した。ネットでは「ペースヤバくね?」と注目が集まっている。
ナイスネイチャは、1990年代に活躍した元競走馬。現役時代は41戦7勝の成績を残しているが、3着の割合が多く「ブロンズコレクター」と呼ばれ人気を博していた。中でも、1991年から1993年の有馬記念では3年連続で3着という記録を残している。
ナイスネイチャのバースデードネーションは、NPOへの寄付が簡単にできるプラットフォーム・Syncableにて、認定NPO法人 引退馬協会が、2017年から毎年開催しているイベント。誕生日の4月16日から5月15日の間寄付を募っている。今年は「地方競馬の重賞勝ち馬もフォスターホース(引退馬協会が所有する馬の呼称)に」をテーマとしているそうだ。
今年のバースデードネーションでは、第1目標の945万円を初日で突破。第2目標の2,025万円も同日中にクリアし、その後も支援金は集まり、2日目の夜には4,000万円に到達していた。記事掲載時点では、支援者数は13,000人を超え、支援総額は4,600万円を突破している。
ちなみに、これまでのバースデードネーションの支援額は、2017年が19万8,500円、2018年が67万7,500円、2019年が108万7,088円、2020年が176万3,900円、2021年が3,582万9,370円、2022年が5,412万7,293円と年々上昇している。このペースであれば、昨年の支援額を超えるかもしれない。
ネット上では「ネイチャすご」「なんでこんなに爆裂してんだよww」「ペースヤバくね?」「課金するより募金した方が気持ちいいと気付いてしまったか・・・」などの声が寄せられた。