MMD研究所は4月19日、「イヤホン・ヘッドホンに関する調査」の結果を発表した。メインで利用しているイヤホン・ヘッドホンは「完全ワイヤレスイヤホン」が34.2%で最多となった。
このレポートは、MMD研究所が3月17日~3月20日の期間、予備調査では18歳~69歳の男女7,000人、本調査では完全ワイヤレスイヤホンメイン利用者532人を対象に実施した「イヤホン・ヘッドホンに関する調査」に基づくもの。
18歳~69歳の男女7,000人を対象に、イヤホン・ヘッドホンの所持とデバイス接続について聞いたところ、「イヤホン・ヘッドホンを持っていて、デバイスに接続させている」が59.1%、「イヤホン・ヘッドホンを持っているが、デバイスに接続させていない」が8.5%で、イヤホン・ヘッドホンの所持率は合わせて67.6%。
また、利用するデバイスについて複数回答で聞くと、「スマートフォン」が84.9%で最も多く、次に「PC」が31.7%、「タブレット」が14.8%となった。
メインで利用しているイヤホン・ヘッドホンの種類を聞くと、「完全ワイヤレスイヤホン」が34.2%で最多、次に「有線イヤホン」が30.6%、「左右一体型ワイヤレスイヤホン」が11.5%となり、90.0%がイヤホン、10.0%がヘッドホンをメイン利用していると回答した。
完全ワイヤレスイヤホンをメインで利用する人532人を対象に、そのブランド・メーカーで名前を知っているものを複数回答で聞くと、最多は「SONY」が71.2%、次に「Apple」が69.9%、「Panasonic」が62.8%であった。
続いて、メインで利用している完全ワイヤレスイヤホンのブランド・メーカーを尋ねると、「Apple」が27.4%で最多、次に「SONY」が21.3%、「Bose」が9.6%となった。
完全ワイヤレスイヤホンで最も重視していることを尋ねると、1位は「音質の良さ、音量の大きさ」が23.9%、次に「バッテリーの容量、持ち時間」が14.1%、「コストパフォーマンスの高さ」が8.5%と続いた。
男性が女性に比べて重視している割合が高かった項目は「バッテリーの容量、持ち時間」、「ワイヤレス充電対応」、「端末価格の安さ」の順だった。
一方、女性が男性に比べて重視している割合が高かったのは「音質の良さ、音量の大きさ」「耳にはめる部分の形状」「故障・不具合の起こりにくさ」の順だった。
続いて、完全ワイヤレスイヤホンをメインで利用する人532人を対象に、完全ワイヤレスイヤホンを購入するときに一番のきっかけとなったものを尋ねると、「性能が良かったから」が19.2%で最多。次に「好きなブランド・メーカーだったから」が10.0%、「セールだったから」が9.2%であった。
現在メイン利用している完全ワイヤレスイヤホンを購入した金額と、新しい完全ワイヤレスイヤホンに買い替える際に予定している金額をそれぞれ尋ねると、どちらも「5,000円~10,000円未満」が最多となった。
また、完全ワイヤレスイヤホン以外をメインで利用しない理由を複数回答で聞くと、「動いているときに使いたいから」が29.5%で最多。次に「持ち運びが不便だから」が21.8%、「持っているものの中で完全ワイヤレスイヤホンが一番良いものだから」が14.7%であった。