リクルートは4月18日、「就職プロセス調査」の結果を発表した。調査は3月1 8日~2 3日、就活支援サイト「リクナビ」のモニターに登録する、2024年卒業予定の大学生858名および大学院生316名を対象に、インターネットで行われた。
3月時点でインターンシップや1day仕事体験に参加した学生は93.6%と9割を超えた。参加時期の割合は、卒業年次前年の「8月」(63.1%)や「9月」(52.1%)が多く、また、プログラム期間の割合は、「1日以下」のプログラムが89.7%と大半を占め、「2日以上~5日未満」が8.4%、「5日以上」が1.9%だった。
応募したきっかけを見ると「業種理解を深めたいと考えたから」(78.5%、前年調査比+7.0pt)が最も高いが、前年からの増加幅が最も大きかったのは「採用選考に有利に働くと考えたから」(46.4%、同+11.7pt)で、学生によってはインターンシップ等と選考のつながりを意識しているよう。
一方、企業の2023年卒の採用実績データを見ると、「採用数における自社インターンシップ等の参加者の割合」は27.0%と、内定獲得のために必ずインターンシップ等に参加しなければいけないわけではないことが分かった。
また、参加したインターンシップ・1day仕事体験について、「その仕事に就く能力が自らに備わっているかどうかを見極めることができた」かを聞いたところ、「あてはまる」の割合は、「1日以下」が22.3%、「2日以上~5日未満」は34.4%、「5日以上」では39.8%と、プログラム期間が長いほど、「あてはまる」と回答した割合が高い傾向がうかがえた。