フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)で、昨年10月9日に放送された『東京デリバリー物語 ~スマホと自転車とホームレス~』が、国際メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」のドキュメンタリー・Social Issues(社会問題)部門で、銅賞を受賞した。

  • 『ザ・ノンフィクション「東京デリバリー物語 ~スマホと自転車とホームレス~」』より=フジテレビ提供

1957年に発足した「ニューヨーク・フェスティバル」は、テレビ番組・映画・ラジオ・広告・インターネットなど、あらゆるジャンルの映像作品を審査・表彰する国際的なコンクール。授賞式は、「ニューヨーク・フェスティバル」のウェブサイト上で動画公開するスタイルで開催され、40カ国以上から多数の作品のエントリーがあり、優秀作品に金賞・銀賞・銅賞などが授与された。

『ザ・ノンフィクション』は「ニューヨーク・フェスティバル」で、2019年に『父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』でドキュメンタリー・人物/伝記部門の銅賞、2020年は『おじさん、ありがとう~ショウとタクマと熱血和尚~』でドキュメンタリー・宗教哲学部門の銀賞と国連グローバル・コミュニケーション(UNDGC)賞の銅賞を獲得、2021年は『ザ・ノンフィクション 花子と先生の18年~人生を変えた犬~』がドキュメンタリー・人物/伝記部門の銅賞を獲得した。さらに、昨年は『ボクと父ちゃんの記憶~家族の思い出 別れの時~』がドキュメンタリー・Social Issues(社会問題)部門で、『あの日妹を殺されて~罪を憎む男が選んだ道~』がドキュメンタリー・Social Issues(社会問題)部門でそれぞれ銅賞を受賞し、今年で5年連続受賞となった。

今年の「ニューヨーク・フェスティバル」では、フジテレビの作品から、ドキュメンタリー・BIOGRAPHY/PROFILES(人物/伝記)部門で、『NONFIX「ラーメン二郎という奇跡 ~総帥・山田拓美の“遺言”~」』が銅賞を受賞。『ザ・ノンフィクション「あの日 僕を捨てた父は ~孤独な芸人の悲しき人生~」』『ザ・ノンフィクション「美咲をさがして ~帰りを信じた家族の3年~」』(いずれもドキュメンタリー部門)、『TimeTrip 鎌倉幕府~悲劇の将軍と夜叉王の面~』(技術制作チーム部門)の3番組が入賞を果たした。

『ザ・ノンフィクション』の西村陽次郎チーフプロデューサーは「世界中の人々の暮らしを揺るがした新型コロナによって、東京に新たに生まれた“貧困の風景”を描いた本作は、私たちが生きる時代の記録であると思います。放送時に大きな反響を得た本作が世界でも高い評価を受けたことを非常にうれしく思いますし、番組としても、5年連続の受賞と大変誇らしい記録となり、引き続き、世界に通じる魅力的なドキュメンタリーを制作していきたいと思います」とコメントしている。

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