KDDIが、4月17日午前6時36分から東アジア圏/太平洋エリアにおいてインマルサットサービスが利用できない状況になっている旨をアナウンスしている。原因はインマルサット社の衛星の障害。

4月18日19時10分追記:記事初出時点ではKDDIからのアナウンス内容に従い復旧見込みを「18日午後6時ごろ」としておりましたが、その後KDDIによる復旧の見通しに変更がありましたため、復旧見通しを「18日午後11時ごろ」に改めました。
4月19日12時00分追記:4月19日11時00分時点の情報として、インマルサットエアロ/インマルサットCのサービスは復旧したものの、インマルサット衛星携帯電話およびインマルサットBGAN/FB/SBについては障害が継続しているとのことです。

KDDIが提供しているインマルサットサービスは、英インマルサット社の通信衛星によって音声通話/データ通信を行えるサービス。赤道上空に位置する4基の静止衛星で、極地を除く全世界をカバーしている。音声通話やショートメッセージなどが利用できる「インマルサット衛星携帯電話」のほか、データ通信サービスや海事/船舶向け、航空機向けにサービスが提供されている。

今回、東アジア圏/太平洋エリアでサービスに障害が発生していることから、この領域をカバーする衛星であるI-4 Asia Pacificとの通信に何らかの問題が起きたものと思われる。影響のあるサービスはインマルサット衛星携帯電話、インマルサットBGAN/FB/SB、インマルサットC、インマルサットエアロが挙げられており、いずれも音声通話/データ通信とも利用できない状況になっているという。

この件に関しては同社のグローバルネットワークオペレーションセンター(GNOC 0120-926-923)が問い合わせを受け付けている。