ヤフー(Yahoo! JAPAN)は4月18日、「Yahoo!ニュース」のコメント欄において、より多様な意見が上位に表示されやすくなる独自AI「コメント多様化モデル」を導入した。
独自AI「コメント多様化モデル」では、まず記事に対して投稿された各コメントの意味・内容を把握したうえで、それぞれの内容の類似度によってグループ分けし、各グループから抽出した代表的なコメントをコメント欄の上位に表示する。これにより、ユーザーが多様な視点からのコメントに気付きやすくなることを狙う。
既存の「建設的コメント順位付けモデル」などに加え、同AIモデルを導入することで、建設的かつ多くの人が共感している意見だけでなく、異なる視点の意見など多様な意見を知るきっかけの提供を目指すとしている。
また、似た内容のコメントが並んだ結果、そのコメントの意見が多数派で正しい意見であるかのような印象をもたらし、他のユーザーからも同様の投稿やさらに過激化した投稿が過度に集中してしまう、いわゆる「エコーチェンバー現象」の軽減効果も期待しているという。
なお、同AIモデルを含むコメントの並び順は、ユーザーからの評価などを踏まえ、引き続きさらなる改善に取り組んでいくとしている。