ヤマハは4月14日、デジタルサックスのエントリーモデル「YDS-120」を発表した。上位モデルと同じ音響システムを継承しながら、手軽に楽しめるよう設計した。価格はオープンで、5月25日から発売する。

  • デジタルサックスのエントリーモデル「YDS-120」

YDS-120は、上位モデル「YDS-150」の「ベル一体型アコースティック音響システム」を継承し、手軽に楽しめるよう設計したエントリーモデル。ベルがプラスチック製で、マウスピースがリコーダーと同じ吹き口になったことから、管楽器の未経験者でも簡単に音を出せる。吹き込む息の強さ(圧力)を検出するブレスセンサーにより、音の大きさや音色調整もしやすい。

  • 操作部

  • スピーカー部

音色は、ソプラノ/アルト/テナー/バリトンの各サクソフォンのさまざまなジャンル、スタイルに対応する56音色に、電子楽器や尺八、フルートなどを含めた全73音色を収録。音量は15段階で調節でき、ヘッドホン/イヤホンを接続すれば外に音を漏らすことがなく、まわりへの音の影響を気にせずに演奏を楽しめる。

  • 側面にヘッドホン端子を搭載する

専用アプリ「YDS Controller」を使えば、楽器の設定や音色の編集などが可能。設定できるエフェクトは10種類、リバーブは5段階(ヘッドホン使用時のみ)。電源は単4形乾電池×4本を使用し、USB電源アダプターが付属。本体サイズはW110×D94×H110mm、重さは810g(電池含まず)。