Avidは、HDXシステム用のオーディオインターフェース「Pro Tools|MTRX II」とオプションモジュール「Pro Tools | MTRX Thunderbolt 3モジュール」を発表した。発売時は近日中とのことだ。
「Pro Tools|MTRX II」は、Pro Tools|HDXシステム上で利用できるオーディオインターフェース。64チャンネルのDigiLink I/Oと64チャンネルのMADI I/Oに、256チャンネルのDante I/Oを標準搭載し、8基のオプションカードスロット、今回発表されたオプションモジュール「Pro Tools | MTRX Thunderbolt 3モジュール」を使用することで、さらにシステムを拡張できる。
従来モデル「Pro Tools|MTRX」ではオプションだった音響補正機能である「SPQ」が本製品では標準装備となっている。SPQプロセッシングでは、モニター・チャンネルごとに最大16のフィルターが使用でき、最大128チャンネルまでの遅延とフィルターを調整できる。内部ミキサーは512x64チャンネルに拡張され、ステレオミックスやキューから劇場用Atmos構成まで、さまざまなモニタリングニーズをカバーする。
オプションモジュールの「Pro Tools | MTRX Thunderbolt 3モジュール」は、「Pro Tools|MTRX II」に装着することで最大256チャンネル、「Pro Tools|MTRX Studio」にも装着可能で最大64チャンネルを追加できるようになる。DigiLink接続をすでに利用しているシステムの場合、Pro Tools | HDX から Thunderbolt経由でPro Toolsとは別のDAWへのルーティングが行えるので、他のDAWで作曲したものをPro Toolsで録音できる。