子どものころ誰もが慣れ親しんだ定番の遊び「早口言葉」。大人になってからもお子さんがいたり、子どもと関わる機会があったりする人は使うことも多いでしょう。また、大人同士でも飲み会のゲームとして楽しむことができます。
この記事では、おすすめの面白い早口言葉を「子ども向け」「大人向け」「高齢者向け」の世代別に分けてご紹介。長く愛され続けている定番のものから新しいものまでまとめて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
面白い早口言葉【子ども向け】
早口言葉にはたくさんの種類がありますが、ここでは子どもに馴染みのある言葉を使った、子どもが楽しめる早口言葉を紹介します。
生麦 生米 生卵
早口言葉と聞いたら、「生麦 生米 生卵」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。大人にとっても馴染み深い定番の早口言葉ですが、わかりやすくシンプルな言葉を使っているので子どもでも挑戦しやすいでしょう。
「なま」の音が3回出てきて唇を上手に動かさないといけません。言葉1つ1つは簡単ですが、つなげて早く言おうとすると難しく、みんなで挑戦したら盛り上がります。
僕ボブ、僕ボブ、僕ボブ
こちらは、同じ言葉を3つ繰り返すシンプルな早口言葉です。シンプルですが、繰り返し早く言おうとするとなかなか難しく、簡単にはクリアできないでしょう。
濁音が続くため、唇に複雑な動きが求められます。ある程度難易度がありながらも、シンプルで覚えやすいため子どもと遊ぶときにおすすめです。
バナナの謎はまだ謎なのだぞ
こちらの早口言葉は「な」の音が多いことが特徴です。実際に言ってみると、続けて早く言うのが難しいことに気が付きます。おやつの定番・バナナを使った言葉なので、わかりやすく子どもとともに楽しめるでしょう。
地図帳でチェジュ島さがし
続いてご紹介するのは、「地図帳でチェジュ島さがし」です。この早口言葉では、「チェジュ島」の言葉がポイントで、難しいと感じる方が多いでしょう。
チェジュ島は実際に存在するので、遊びながら世界のことや地理について興味を持つ可能性があるという点で、子どもと遊ぶときにおすすめの早口言葉といえます。
学校 急遽休校 家で自習 超集中 長州力
最後の「長州力」に思わず笑顔がこぼれてしまいそうなこちらの早口言葉は、子どもにとって馴染み深い言葉が多く盛り込まれています。最後に学校とは全く関係ない言葉を持ってくることで、笑ってしまうこと間違いなしです。
面白い早口言葉【大人向け】
ここからは、大人が楽しめる面白い早口言葉をご紹介します。ぜひ大人ウケ抜群の早口言葉を覚えて、飲み会で遊んでみてください。
避暑地で 秘書と ヒソヒソ話
こちらの早口言葉はどこか大人の雰囲気を漂わせています。子どもと遊ぶときは少し言いづらい早口言葉ですが、飲み会などの場であれば盛り上がるでしょう。
「ひ」の音が多いことが特徴で、一見簡単に思えますが息が抜ける音のため早口で言おうとすると息を吸うタイミングが分からず、噛んでしまいます。
赤炙りカルビ 青炙りカルビ 黄炙りカルビ
口に出すだけでお腹が空いてしまいそうな早口言葉です。唇をくっつけて離して音を出す濁音が複数入っているため、早く言おうとするのは困難。大人でも難易度が高く、盛り上がること間違いなしです。特に焼き肉屋で飲み会をするときに使うと楽しめるかもしれません。
キャッキャ感からのきゃりーぱみゅぱみゅ
こちらの早口言葉は「きゃ」の音が多いことが特徴で、後半にいくにつれて複雑な音が増えます。「きゃ」を続けて早く言わないといけないので、難易度はかなりのもの。大人でも一回ではクリアできないでしょう。
また、多くの人が知っている有名人の名前が入っていると盛り上がりやすいのでおすすめです。
生なまず生なまこ生なめこ
「生麦 生米 生卵」が進化したかのような早口言葉です。子どものときに楽しんだ早口言葉の難易度を少しあげてみましょう。
この早口言葉は、な行が多くなっていることがポイント。また、後半の「なまこ」と「なめこ」は間違えやすく一回でクリアできる人は少ないかもしれません。簡単にクリアできないからこそ、何度も挑戦して飲み会が盛り上がります。
メール22通中20通が、フルーツジュース抽出中
噛みやすい音の1つである「つ」と「ち」の音が複数含まれている早口言葉です。また拗音や濁音も入っていて、舌や唇に複雑な動きが求められます。
言葉自体も長く、続けて早く3回言うとすぐに噛んでしまうでしょう。特に後半にかけて噛みやすいですが、難しいからこそクリアできたときの盛り上がりは大きいはずです。
面白い早口言葉【高齢者向け】
ここからは、高齢者も楽しめる面白い早口言葉をご紹介します。
お綾や八百屋におあやまり
こちらの早口言葉は、「お」が言葉の前に付くことでリズムが取りにくく、噛みやすいことが特徴です。「八百屋」や「あやまり」など、高齢者の方にも馴染みのある言葉が使われているので言葉の意味に混乱することなく、純粋に早口言葉を楽しめます。
おやおや?八百屋の親か芋屋の親か
こちらも「八百屋」を使った早口言葉。「おや」の音が複数出てくることが特徴です。一見簡単な音に思えますが、繰り返すことで噛みやすくなります。どちらも口を大きく開けて発音するため、高齢者の方の脳トレにもなるかもしれません。
孫がままごと
お孫さんがいらっしゃる方にとって、口に出すだけで笑みがこぼれてしまいそうな早口言葉です。短く、難しい言葉も使っていないので、高齢者の方でも遊びやすいでしょう。
「ま」の音が続くことで噛みやすいですが、舌の複雑な動きは要さないため、高齢者の方でも挑戦しやすい早口言葉です。
家のつるべは潰れぬつるべ、隣のつるべは潰れるつるべ
こちらの早口言葉は「ぬ」と「る」が難しいポイント。前半部分と、後半部分を分けて考え、息を整えながらリズムを取るのがおすすめです。言葉自体が長いため、より難易度は高くなりますが、その分だけ言えたあとの達成感は大きいでしょう。
坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた
こちらの早口言葉は古くから存在するため、子どものころに親と遊んだことがある方も多いのではないでしょうか。
濁音や拗音が多く噛みやすいことが特徴ですが、何度も練習して言えるようになったときに嬉しい気持ちになれそうです。「びょうぶ」の部分が最も難しいため、繰り返し練習してみましょう。
飯島石七郎の言い分に偽りがある
こちらの早口言葉は、「いいじまいししちろうのいいぶんにいつわりがある」と読みます。難易度は高めです。
い段の音が多く、息を吐いて発音する音が多いため、息継ぎのタイミングや口の動かし方が難しいでしょう。言葉の切れ目でリズムを取りながら言うことがポイントです。難易度が高い分、挑戦しがいのある言葉です。
面白い早口言葉【番外編】
ここまで世代別におすすめの面白い早口言葉をご紹介しました。ここからは、ここまでに紹介していないものでおすすめの面白い早口言葉を紹介します。
短い早口言葉
短くても難易度が高く、チャレンジしがいがある早口言葉をご紹介します。
1つ目は「摘出手術」。読み方は、「てきしゅつしゅじゅつ」で、濁音や拗音が多く、シンプルながら難易度が高い早口言葉です。
2つ目は、「よぼよぼ病」です。これはそのまま「よぼよぼびょう」と読みます。「ぼ」と「びょ」が続けてくることが難しいポイントです。
長い早口言葉
次に、長い早口言葉を2つご紹介します。
1つ目は「ママのパジャマはママパジャマ、パパのパジャマはパパパジャマ」です。「マ」の音と「パ」の音が続き、唇をくっつけたり離したりして発音するため複雑な動きが求められます。
2つ目は、「ブタがブタをぶったらぶたれたブタがぶったブタをぶったので、ぶったブタとぶたれたブタがぶったおれた」です。見るからに長い早口言葉で、濁音が続くため1度でも最後まで言い切るのは難しいといえるでしょう。
面白い早口言葉で楽しく遊ぼう!
早口言葉は、さまざまな種類が存在し、子どもから大人まで世代を問わず誰とでも楽しめる遊びです。家族みんなで集まったときや、友人で集まったときなど、みんなが楽しめる遊びとして、ぜひ面白い早口言葉に挑戦してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介したものをはじめ、さらに多くの早口言葉を覚えて、ぜひ周りの方を巻き込んで楽しんでみてくださいね。