TCG「ポケモンカードゲーム」の新拡張パック「スノーハザード / クレイバースト」が、4月14日から発売を開始したが、早くも転売の餌食となっている模様。新弾に収録されている「ナンジャモ SAR」は特に需要が高く、転売相場は20万~30万円と、まだ登場初日で価値が安定しないものの、ポケモンカードの初動価格としては過去最高値を記録しているようだ。

  • フリマサイトでは、「ナンジャモ SAR」はおおむね25万円前後で取引されていた

    フリマサイトでは、「ナンジャモ SAR」はおおむね25万円前後で取引されていた

本パックは、RPG「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」に登場する人気キャラクター・ナンジャモのカードが収録されていることもあり、特に注目を集めていた。ヨドバシカメラなどの各販売店舗では、本パックを求めて発売前日から行列が発生する事態となっていた。

ポケモンカードは人気が高く、過去にも「転売ヤー」に狙われることが多かった。今回も状況から、転売目的でパックを買い占める動きがあったことは否めないだろう。4月14日に新弾の販売が開始されるやいなや、すぐさまナンジャモのイラスト違いのレアリティ「SR(スーパーレア)」と「SAR(スペシャルアートレア)」がフリマサイトなどで大量に出品されている。例えばメルカリでは「SR」が7万円前後、「SAR」が25万円前後で取引されているのが確認できる。

  • 「ナンジャモ SR」は7万円前後

この事態を受け、ポケモンカードゲームの運営元は「『ポケモンカードゲーム』品薄への対応状況について」として声明を発表。「お客様のお手元へご希望の商品をお届けすることを最優先に考え、生産体制の継続強化、並びに不足商品の再生産と出荷を進めてまいります」とコメントしている。本当に遊びたい人や子どもたちが、普通にカードを手に入れられるようになる改善を願うばかりだ。

ネット上では「初動20万は凄いなぁ、もうこれだけ狙われてたら、そりゃ1BOXも抽選当たらんよな」「ナンジャモSAR初動21万はヤバすぎ、普通に宝くじ」「ナンジャモSARの値段、流石に転売屋の吊り上げ価格だろ」「転売ヤー爆発しろ」「転売ヤーには『カイリュー はかいこうせん』」などの声が寄せられた。