宝島社の発行する60代女性向けファッション誌「素敵なあの人」は4月16日、「60代女性のスマートフォン事情」について調査した読者アンケートの結果を公表した。
今回の調査では、回答者の96.3%がスマートフォンを使っていると回答。AndroidとiPhoneの比率はほぼ半々で、シニア向けスマートフォンを使っている人はいなかったという。ガラケー(フィーチャーフォン)に戻したいかを聞いた設問では、97%が「いいえ」と回答しており、スマートフォンを使うことに満足している様子だ。
契約している携帯電話会社としては、ドコモ/au/ソフトバンクのいわゆる“三大キャリア”のメインブランドが61.5%。楽天モバイルやMVNO、三大キャリアのサブブランド/オンライン専用プランを利用しているという人も34.8%おり、自分なりの判断や家族などの勧めで選んでいるようだ。
利用目的として挙げているのは、「LINE」「写真を撮る」「メール」「SNS」「電話」「買い物」といったところで、若年層とそれほどは違わない。しかしおすすめのアプリを聞くと、「あすけん」「Coke On」「Pep Up」「JAさんぽ」といった健康維持管理のためのアプリの名前が多く挙がっており、この年代の女性の関心がうかがえる。
スマートフォンを使っていて困ることは、という質問に対しては、「説明が少ない」「スマホ用語がわかりにくい」「バージョンアップが頻繁にあってよくわからない」など、性別年代を問わず初心者が悩みそうな悩みを挙げる人が多い。
最近は自治体やキャリアショップがスマートフォン教室を開催することも多いが、「スマートフォンの使い方を習いたいと思いますか」という質問に「はい」と答えたのは25%にとどまる。習う場所としてはキャリアショップを挙げる人がもっとも多いという結果だった。
なお4月14日に発売となった「素敵なあの人」6月号には、特別付録としてTSUMORI CHISATOのスマホショルダーストラップが付いてくる。