ライカカメラジャパンは4月14日、ライカMマウント対応レンズ「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」を発表した。最新テクノロジーで光学的/メカ的なアップデートを施し、表現力を高めた。ブラックとシルバーの2色を用意し、価格はブラックが671,000円、シルバーが693,000円。4月22日より販売する。

  • 光学的/メカ的なアップデートを施したライカMマウント対応レンズ「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」。写真はシルバーモデル

焦点距離50mmの標準レンズ。軽量かつコンパクトなボディをそのままに、最新のテクノロジーを取り入れて光学的/メカ的なアップデートを施した。絞り羽根枚数が、従来の9枚から11枚に増加し、より美しい円形ボケを表現できるように改良。最短撮影距離は、新開発のダブルカムユニットにより従来の0.7mから0.45mへと短くなった。

  • こちらはブラックモデル

  • 開放F1.4の明るいレンズだ

撮影距離0.7mまでは、従来通り距離計に連動したピント合わせ(レンジファインダーを見ながらのピント合わせ)が可能で、フォーカスリングを回すと軽くクリック感がある。そこから0.45mまではM型デジタルカメラでのみピント合わせが可能。背面液晶ディスプレイや外付け電子ビューファインダー「ビゾフレックス2」、「Leica FOTOS」アプリのライブビュー映像を見ながらピントを合わせられる。

フォーカスリングの回転角も大きくなり、フレームやピント合わせの精度に変更がないので、0.45mでの近接撮影でも快適に撮影できるようになっている。レンズフードはラウンドシェイプでレンズに組み込まれ、軽く回すことで引き出し/収納が可能だ。

  • フォーカスリングの回転角を大きくする改良も加えた

レンズ構成は5群8枚で非球面数は1面。最大撮影倍率は1:6.4。フィルター取り付け溝はE46。本体サイズは直径58.6mm、長さ59.3mm、重さは約337g。