LOAD&ROADは4月13日、teploティーポットの新モデル「teplo ティーポット プロ」の法人向けサービスを開始するとともに、家庭用としての展開に向けた開発をスタートしたことを発表した。
「teploティーポット プロ」は、2020年8月に発売した初期モデルのスマートティーポット「teploティーポット」の新モデル。抽出性能はそのままに、業務目的での使用に応えるべく機能や仕様のアップデートを行い、利便性とメンテナンス性を大幅に向上させたという。
熱源を従来のシースヒーターからIHに変更することで、ガラスポットからコネクター等の電気部品を排除。これにより、水洗いが不要なベース部を除くすべてのパーツが食洗機での洗浄に対応した。
初期モデルではガラスポット内部に搭載した温度センサーで抽出温度を制御するが、新モデルでは、メンテナンス性を高めるためガラスポットは電子部品を搭載せず、ベース部のアームに非接触温度計を設置し、初期モデルと同等の正確な温度制御を実現したとする。
また、本体のベース部に液晶画面を搭載し、プリセットされた緑茶、紅茶、ハーブティーなど9種類のスタンダードな抽出をするときは、アプリを使用しなくても抽出できるようになった。なお、「パーソナライズ抽出機能」を使用する際や抽出条件(温度・時間)をマニュアル設定する際には、アプリから利用できる。
さらに、本体のベース部にNFCリーダーを搭載。茶葉の抽出条件を記録したNFCタグ内蔵の抽出設定カードをteplo公式茶葉の銘柄(約30種類)ごとに用意し、ベース部にかざすだけで抽出設定を完了させることが可能となっている。
ガラスポットは大(700ml)と小(350ml)の2サイズを用意し、抽出容量に応じてインフューザーの差し込み口とガラスポットの大きさを変えることで、1台で2サイズの抽出に対応した。本体のベース部は約190×240mmとA4用紙1枚のスペースに設置できるコンパクト設計。プロダクトのデザインは初期モデルと同様、デザイナーの西村ひろあき氏を起用した。
主な仕様は、本体サイズが約W190×D240×H210mm、重さ約2.5kg(パワーベース、ガラス、インフューザー含む)。容量は約350m、700ml。定格消費電力は約800W、電源は100V/50-60Hz。