伊IK Multimediaは、1IN/3OUTのUSB-Cオーディオインターフェイス「AXE I/O ONE」を発表した。日本での発売は2023年4月末を予定しており、市場想定価格は23,500円前後となる模様。
「AXE I/O ONE」は24bit/96kHzに対応した1IN/3OUTのUSB-Cオーディオインターフェイス。108dBのダイナミックレンジ、9Hz〜45kHzの周波数特性を確保し、XLR入力には、ファンタム電源付きのPUREクラスAマイクプリアンプを搭載する。入力部はコンボ端子になっており、フォーン入力部は、ギター、ベース向けに入力インピーダンスを連続的に調整可能できるZ-Tone技術を装備。楽器用プリアンプには、真空管のようなサウンドを生み出すディスクリートJFETと正確なサウンドを伝えるPUREの2モードを用意している。また、アクティブ/パッシブそれぞれに最適な回路構成を選択するピックアップセレクター、リアンプが行えるAMP OUT、フットスイッチやボリュームペダルなどを接続し、演奏を止めることなくハンズフリーで付属ソフトを操作できる外部コントローラー入力を装備。
さらに、AmpliTube 5 SE、TONEX SEなどのソフトウェアが付属する。AmpliTube 5 SEには、ストンプ、ラックエフェクト、アンプ、キャビネット、スピーカー、マイク、ルームなど、80種類のギア・モデルが収録されており、複雑なシリーズ/パラレル・リグチェーンもドラッグ&ドロップで構築できる。TONEX SEには、AI Machine Modeling技術でキャプチャーされたアンプ、ペダルのTone Modelを200種類収録。プリセット共有コミュニティであるToneNETでのTone Modelをダウンロードする権利も付与されているので、日々増え続けている(現時点で10,000種類以上)のTone Modeも利用可能となっている。アンプ、キャビネットや、ディストーション、オーバードライブ、EQ、ファズなどダイナミクス系エフェクターをTONEXソフトウェアでキャプチャーすれば、愛用機材のトーンをTONEX、AmpliTube 5プラグイン上で利用することもできる。
サイズはW130xD145xH52mmで質量は370g。MacはmacOS 10.11以降、WindowsはWindows 7(64bit)以降で動作するほか、USB-C端子を装備したiPadでの利用も可能となっている。