SkyDriveは4月13日、空飛ぶクルマの商用機「SD-05」の個人向け予約販売を開始した。第1号機は、ホンダジェットの日本1号オーナーでパイロット免許を所有する千葉功太郎氏が予約購入した。

  • 設計開発中の「空飛ぶクルマ」の商用機「SD-05」

「SD-05」は、「電動」「垂直離着陸」などの特徴を備えたコンパクトな航空機。2人乗り(乗客1人とパイロット1人)で、パイロットが操縦するが、コンピュータ制御のアシストで飛行を安定させている。SD-05は、日本製の空飛ぶクルマとして、日本初の型式証明取得を目指しており、事業開始の皮切りとして、2025年の大阪・関西万博における空飛ぶクルマの飛行実現を目指しているという。最大航続距離は約10km、最高巡航速度は100km/hで移動できるように設計されている。

  • 調印式の様子 左:千葉功太郎氏、右:SkyDrive代表・福澤知浩氏

予約購入者の千葉氏は「『未来の空飛ぶクルマの1号機を手に入れたい』という情熱が私を駆り立て、航空パイロットライセンスまで取得しました。(中略)この素晴らしいチームが私の夢を現実にする加速力を持ち続けると確信しています。SD-05と共に、空の冒険が待ち受ける未来を心待ちにしています」とコメントしている。

  • JAXAでの風洞試験を視察する様子