ワコムは4月13日、液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq」(459台)が日本工学院クリエイターズカレッジ マンガ・アニメーション科で設備導入されたことを発表した。
日本工学院のマンガ・アニメーション科では、就職・デビューをめざす2年制と基礎から土台を固めてクリエイティビティを高める4年制の学科を設け、蒲田キャンパス(東京都大田区)と八王子キャンパス(東京都八王子市)の両方で約1000名の学生が学んでいる。
マンガ、イラストの作画やデザイン制作などを実践的に学べるカリキュラムを組み、液晶ペンタブレットを活用したデジタル制作の授業が行われ、授業後は学生が自由に設備を使用できるように教室を開放しているという。
今回、教育格差をなくすことを目的に、 蒲田キャンパスで73台のWacom Cintiq 22および121台のWacom Cintiq 16、 八王子キャンパスで265台のWacom Cintiq 22がそれぞれ採用された。
マンガ・アニメーション科ではデジタル環境で行える施設・設備を導入しており、学生の希望就職先でワコムの液晶ペンタブレットが多く導入されていることから、「Wacom Cintiq」が採用されたという。
全国から集まる学生が入学と同時に同じ制作環境で学べるよう、学生にも評判がよかった「Wacom Cintiq 22」を設備として導入した。学生が同じ液晶ペンタブレットを使用するため、効率よく授業を進められるという教育現場のメリットもあるとしている。
昨年1年間「Wacom Cintiq 16」を使用した学生からは、鉛筆で描くような描き味で、描きやすいという声があがっているという。また、入学希望者に向けた体験入学では、「Wacom Cintiq 22」を使用して授業を行なっており、その描きやすさに加え、普段使用できない22インチの大型液晶ペンタブレットで学べる設備が整っていることも、日本工学院で学ぶ魅力のひとつになっているとのことだ。
日本工学院の鈴木大樹先生は、「ワコムの製品は新製品が発表される毎に使いやすさがレベルアップしているので、信頼感もあり、第一に検討すべき道具の一つではないかと思っております」とコメントしている。