「春キャベツ」や「新玉ねぎ」などなど、春野菜は水分を多く含み柔らかい特徴がありますが、Twitterでは大きすぎる「春アスパラガス」とそのユニークな名前が注目を集めています。

  • こんなに大きくなるものなの?(@pasmal0220より引用)

注目を集めているのは、過去にも「闇落ちトマト」などセンスある野菜のネーミングで話題をさらった農家・曽我農園(@pasmal0220)さん。春アスパラガスは「太くても柔らかい」特徴があるそうなのですが、一般的には「太い=硬い」というイメージがあることから購入を控えるお客さんが多かったと言います。

そこで曽我農園さんは、太いアスパラガスを「アーサー王の伝説」から「エクスカリバー」と命名しました。その心は、「抜けば王となり勝利が約束されている(=おいしい)のに誰にも抜いてもらえない(=買ってもらえない)」から……。この名前のおかげで手に取ってもらえる機会が以前よりも増えたのだそうです。名前って大事!

  • さすがのセンス(@pasmal0220より引用)

投稿には、「高度な名付け」「エクスカリバー直売所!」と多くの関心と賞賛を集めています。編集部では、曽我農園さんを取材しました。

エクスカリバーの販売は……

ーー写真左(極太)と右のアスパラ、同じ品種なのでしょうか?

同じ品種です。育て方や個体によって大きさは様々ですが、ここまで太くなりかつ柔らかいのが春アスパラガスの特徴です。

ーー「大きなアスパラガスは硬いと思っていた」など、多くの反響が寄せられております、

直売所を経営していますが、来店されるお客様でも「太い=硬い」と思っている人が多く、こんなに美味しいのにもったいないと思っていました。Twitterでも多くの方が「知らなかった」とコメントしていましたので、生産者側が当たり前だと思っていたことが、消費者側からすると当たり前ではないことがあるんだなとあらためて思わされました。

  • 大きい〜っ(@pasmal0220より引用)

  • 「本職はトマト農家でアスパラは手間をかけないでやっているので曲がりが多いです」とのこと(@pasmal0220より引用)

ーー曽我農園さんでは、いつ頃までアスパラを販売される予定ですか?

1年で一番美味しい春の、3月中旬~5月ゴールデンウィーク明けまでの2カ月しか収穫しません。中でもエクスカリバーの販売は4月下旬で終了予定です。


ぜひ一度は食べてみたいエクスカリバーですが、新潟市の直売所のみで販売、4月下旬には終了予定とのこと。近くお住まいの人は足を運んでみるといいかもしれません。