女優の志田未来が、13日にスタートする読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『勝利の法廷式』(毎週木曜23:59~)で主演を務める。ドラマオリジナルの今作は、親友を冤罪で殺人犯にしてしまい法廷を去った元子役の弁護士・神楽蘭(志田)が、謎の脚本家・黒澤仁(風間俊介)の力を借りて現代社会の闇を暴く劇場型リーガルミステリー。

今回は志田に、今作の見どころや共演者の印象はもちろん、今年のレギュラー出演ドラマ3作についてインタビュー。そして30代に突入する5月の誕生日目前のいま、20代を振り返ってもらった。

  • 志田未来、今年4作目の連ドラ出演で運命の主演に巡り合う「この役やりたい」と即答

    女優の志田未来 撮影:宮田浩史

■“元子役”という珍しい役どころに運命感じる

――まずは今作出演のお話を聞いたときの心境を教えてください。

私は6歳のときから子役として出演させて頂いていたので、主人公・蘭の“元子役”というドラマではあまり聞いたことのない設定に運命を感じました。「この役、ぜひやりたいです!」と即答でした。

――弁護士という役どころについてはどんな印象を持ちましたか。

いろいろな現場で「医者と弁護士は大変な役だ」と聞いていたのですが、台本を開くと難しい言葉がたくさん出てきて、その意味がよく理解できました(笑)。でも法廷に立って自分の言葉で依頼者を救う弁護士って、やっぱりかっこいいと思います。憧れを抱いていた役なので、挑戦させていただけてうれしいです。

――やはり台詞には苦労されていますか。

法廷でのシーンは、1人でひたすら話すので、会話のシーンに比べて次の台詞を思い出すきっかけがなく難しいです。受験勉強をしている気分です。ちゃんと受験勉強をしたことはないのですが(笑)。

――蘭は志田さんから見てどんなキャラクターですか。

自分の弁護で親友を冤罪にしてしまった過去から殻に閉じこもっている部分はあるものの、裁判に勝つだけではなく、依頼者が本当の意味で救われて、前を向いて未来を生きていけるようになってほしいと考えている、すごくまっすぐな人物です。そんな性格なので、弁護士としては欠点にもなりえるのですが、依頼者への思い入れが強くなりすぎてしまうところがあります。

■共演する風間俊介、高橋優斗の印象

――謎の天才脚本家・黒澤仁役の風間さんとは共演が3度目とのことですが、風間さんの印象を教えてください。

周りを見てすごく気を使ってくださる方なので、風間さんのいる現場はいつも安心感でいっぱいです。風間さんは穏やかな役を演じられている印象が強いので、今回は、今まで見たことのないような風間さんが見られるのではないだろうかとワクワクしています。

――そんな風間さんの気遣いに救われた経験はありますか。

共演した作品で、私が今まで出演していなかったシーンにスポットで参加することがあったのですが、風間さんが私にも話しかけてくださったことを覚えています。風間さんは、キャストだけじゃなくスタッフの皆さんも巻き込んで1つのチームという空気を作ってくださるところがすごいです。

――蘭の後輩で新人弁護士の流川蒼を演じる高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)さんとは初共演とのことですが、高橋さんの印象を教えてください。

アイドルとしてキラキラされている印象が強かったのですが、本読みをしたらもう新人弁護士の流川にしか見えなくて。今日初めてお会いしたので(※取材は3月上旬)まだちゃんとお話しできていないのですが、きっと高橋さんも流川と同じ目的に向かってまっすぐ突き進んでいく方なのかなと感じて、撮影が楽しみになりました。