iPhoneユーザのスケジュール管理ツールといえば「カレンダー」。公私を問わずありとあらゆる予定(イベント)はカレンダーに登録している、というiPhoneユーザは少なくありません。イベントを友人知人に公開したり出席依頼を出したりと機能は豊富、痒いところに手が届くアプリです。

カレンダーアプリでイベントを新規作成するときには、日付は月カレンダー、時刻は回転ドラムで入力します。Siriなど他の手段も用意されていますが、手動作成するときにはこのやり方が基本です。

その手動作成でやってしまいがちなのが、日付/時刻の入力ミス。開始日時は問題なくても、終了日時を現実では不可能な設定にしてしまうことはありえます。たとえば、5月11日7:30開始のイベントであれば、終了日時をそれ以降に設定しなければなりませんが、誤って5月12日をタップした、ドラムを逆回転させてしまい終了時刻を6:30にした、といったミスは珍しいことではありません。

しかし、カレンダーアプリには日時チェック機能があり、終了時刻を開始時刻以前に設定しようとすると、その部分に訂正線が表示されます。そのまま無理にイベント登録しようとすると、「開始日は終了日より前でなければなりません」などと警告を受けたうえで、登録はキャンセルされます。一方、開始時刻を終了時刻以降に変更しようとすると、その開始時刻にあわせて終了時刻が自動修正されます。

iOS 16のカレンダーアプリには、時刻をテンキー(回転ドラム部分をタップすると現れる)で入力する機能が用意されていますが、チェック機能はそのときにも動作します。テンキー入力時こそ誤入力を起こしやすいため、訂正線を目にする機会があるかもしれませんよ?

  • カレンダーアプリには日時チェック機能があります