クリエイティブメディアは、aptX Adaptiveコーデックの96kHz/24bit伝送に対応するBluetoothオーディオトランスミッター「BT-W5」を4月7日に直販限定で発売した。価格はオープンプライスで、直販価格は6,800円。

  • BT-W5

USB Type-C端子を備えたPCやMac、PlayStation 5やNintendo Switchなどのゲーム機に取り付け、手持ちのBluetooth対応イヤホン/ヘッドホンなどと組み合わせて使えるドングル。

aptX Adaptiveコーデックをサポートしており、新たに「ハイクオリティモード」による96kHz/24bit伝送に対応。従来機種の「BT-W4」(2022年発売)では最大48kHz/24bitまでだったが、BT-W5では対応機種との組み合わせで「最大96kHz/24bitのハイレゾ品質のワイヤレスオーディオ再生が楽しめる」とする。

なお、aptX Adaptiveによる96kHz/24bit伝送をサポートしていない製品と接続した場合は、48kHz/24bit伝送になる。BT-W5ではほかにもSBC、aptX、aptX HDをサポートする。aptX LL(Low Latency)には非対応。

  • PCとの接続イメージ

PC/Mac用の「Creativeアプリ」(ダウンロード提供)に引き続き対応し、Sound Blasterオーディオ エンハンスメントのAcoustic Engineでオーディオをカスタマイズしたり、イコライザーで音質調整したりできる。前出のハイクオリティモードと、安定したオーディオ再生を低遅延で伝送する「ローレイテンシーモード」を切り替えて使える。

Creativeアプリを使って、ペアリングや接続切り替えの操作も行える。なお、本体のボタンを押すことでも、ペアリング済みで接続待機状態になっている機器を順次切り替えられる。ペアリング可能な機器の台数は最大4つまで。通信距離は約50m(見通し距離)。

ワイヤレス通話用のHFPプロファイルに対応し、音声通話に対応したBluetoothヘッドセットなどのマイクでハンズフリー通話が行える。なお、従来のBT-W4ではUSB-C to A変換アダプターと3.5mm 4極アナログマイクを同梱していたが、BT-W5ではどちらも省いている。

PCでの使い勝手強化した「BT-W3X」同日発売

このほか、「BT-W3」(2020年発売)をベースとし、Creativeアプリに対応してPCでの使い勝手を向上させたマイナーチェンジモデル「BT-W3X」も同日に発売した。価格はオープンプライスで、直販価格は4,480円。

  • BT-W3X

HFPプロファイルをサポートし、対応するワイヤレスヘッドセットなどでの音声通話に対応。また、HFP機能をCreativeアプリでオン/オフできるようになった(BT-W3ではファームウェアをPCから書き替える複雑な作業が必要)。

Bluetooth 5.3準拠で、最大48kHz/24bitのワイヤレスオーディオ伝送が可能(BT-W3はBluetooth 5.2準拠、最大48kHz/16bit対応)。コーデックはSBC、aptX、aptX HDをサポートし、自動切り替えに対応する。BT-W3はaptX LLが使え、コーデックの手動切り替えもできたが、BT-W3Xではいずれも省いている。