富士フイルムは4月6日、展開中のレンズ一体型遠望カメラ「SXシリーズ」の新製品として、40mmの広角から1,600mmの超望遠までカバーする40倍ズームの新製品「FUJIFILM SX1600」を発表した。4月12日発売予定で、オープンプライス。

  • 国境や港湾監視・設備の遠隔点検に向く遠望カメラ「FUJIFILM SX1600」 40~1,600mmまで

1/1.8型の有効サイズを備えたイメージセンサーを搭載し、単体で40mmの広角から1,600mmの超望遠までカバーするレンズ一体型のカメラ製品。すでに投入済みの「SX800」よりも望遠域が2倍に拡張されており、さらに遠くにある目標を捕捉可能。新開発の防振システム搭載で光学式防振機能と電子式防振機能の協調制御を実現したほか、陽炎や霞の軽減機能も備えたことで、約2.5km先にある車のナンバープレートや、約3.5km先にいる人物でも撮影することができるという。これによって国境や森林、空港、港湾、高速道路などの監視や、高所作業を伴い大規模な工事現場の安全管理、風力発電機や送電線などのインフラ設備の点検など、幅広い用途で活用できるとしている。