2020東京オリンピック・パラリンピックの選手村として、世界のトップアスリートたちのおもてなしを担ったエリアが東京の新名所「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」として生まれ変わろうとしている。このほど、基幹となる商業施設情報が発表され、分譲住宅の事前案内会も始まった。

選手村となった晴海5丁目エリアの街づくり

パンデミックの影響で、開催が危ぶまれた2020東京オリンピック・パラリンピック。異例の1年延期を経たスポーツの祭典で、世界中から集まるトップアスリートの生活拠点として選手村となったのが晴海5丁目エリアだ。江戸の昔から発展を続ける東京の湾岸エリアに、「HARUMI FLAG」として、オリンピックのレガシーとなる新たな街づくりが進んでいる。

「HARUMI FLAG」が位置する中央区晴海5丁目エリアで街の再開発の目玉となるのが、暮らしの核となる分譲住宅。そのシンボルとなるのが地上50階建ての超高層ツインタワー「SKY DUO(スカイデュオ)」だ。

  • 新「HARUMI FLAGパビリオン」外観

この分譲住宅の販売開始に先駆け、その優雅な住環境を疑似体験できるモデルルーム新「HARUMI FLAGパビリオン」が4月8日にオープンした。完全予約制で、都心を一望する圧倒的な眺望を大型スクリーンシアターで体感したり、「HARUMI FLAG」という街が誕生する過程を、プロジェクションマッピングを駆使した演出の「模型シアター」で堪能できる。

  • 「TOKYO FRONT ROW THEATER」縦3,600mm×横9,430mmの超大型スクリーンで、眺望や居住空間などを体感できる

  • 販売される室内の一例

湾岸エリアの突端で、三方が海に囲まれた立地だからこそ、まるで展望台から臨むように都心を一望。遮るものがなにもない解放的な眺望は、昼も夜も美しい。スカイリオ 48階にはスカイラウンジを設けられ、18時以降はバーラウンジでくつろげる。

メディア向けの内覧会では、「圧倒的な景色を手にするということは、あらゆる角度から見られるということを意味します。東京湾の中心で、どこから見られても誇れる新たな顔を目指しました」といったコンセプトや概要の説明が行われた。

  • 三井不動産レジデンシャル 都市開発三部事業室 古谷歩さん

ちなみに超高層ツインタワー「SKY DUO」の販売予定価格は、4,800万円台(1LDK)から3億4,900万円台(3LDK)と、幅広い商品構成となっており、多様な世代やライフスタイルに対応した間取りが揃う。情報を公開した今年1月からのエントリー数はすでに1万件を超え、パビリオンの見学予約も大盛況のようだ。

スポーツの魅力を活かしたオリンピックの街としての使命

さらに、同エリアにおける商業施設の核となる「三井ショッピングパーク ららテラスHARUMI FLAG」の来春オープンも発表された。

「ららテラス HARUMI FLAG」はおよそ1万平米の店舗面積に、日常生活を支える多様なライフスタイルに対応する40店舗ほどが出店する。さらに同施設内にはスポーツの街らしい地域生活の拠点となるべく、「TEAM JAPAN 2020 VILLAGE」のオープンも決定した。JOC日本オリンピック委員会の「日本オリンピックミュージアム」のサテライトとして、いつでもスポーツを感じ、楽しむことができる。

オリンピックとアスリートゆかりのアイテムを展示するほか、選手村で提供されたGAP認証食材を用いたカフェレストランも併設。メダリストを招いたイベントなども定期的に開催される予定だ。